城之崎にて 志贺直哉.ppt

前書き 　　文学理論について 　　　数少ない文学理論を知った自分がだんだん目的ありで明確に作家や作品を分析できるようになっている。だが、今の私は「新入り」で、勉強中なんで、それらについて、新しい見解を見出すことができない。ただし、最初の段階では、 城崎にて　　　　　　--志賀 直哉 BY：2014級　 　　　(*^__^*) 範　志泉 「城崎にて」が読めるには 　　　凡そ文学的内容の形式は（Ｆ＋ｆ）なることを要する。Fは焦点的印象または観念を意味し、ｆはこれに付着する情緒を意味する。文学的内容でり得べきのは「Fに伴ふてｆ生ずる」にして、即ち、（F＋ｆ）の形式を具えるものとする。 　構造主義とは、狭義には1960年代に登場して発展していった20世紀の現代思想のひとつである。広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を理解し、場合によっては制御するための方法論を指す言葉である。 　研究対象の構造を抽出する作業を行うためには、その構造を構成する要素を探り出さなければならない。構造とはその要素間の関係性を示すものである。それは構造を理解するために必要十分な要素であり、構造の変化を探るためには構造の変化に伴って変化してしまうような要素であってはならない。 　一般的には、研究対象を構成要素に分解して、その要素間の関係を整理統合することでその対象を理解しようとする点に特徴がある。 志賀 直哉 （しが なおや、1883年- 1971年）は、日本の小説家。宮城県石巻市生まれ、東京府育ち。 白樺派を代表する小説家のひとり。 代表作は『暗夜行路』、『和解』、『小僧の神様』、『城の崎にて』。 『城の崎にて』 志賀直哉の短編小説で、1917年に白樺派の同人誌「白樺」に発表。 自己の命を凝視する作者の心境が厳しく描かれ、心境の代表的な作品とされる。（劉利国ら　日本文学与文学批評研究） 第二回　 　　テーマ：静を以って動を制す 　～要素の死況1?「F ＋ｆ」2による感情変化～ 追伸：「死」とは主人公と動物の死 文章の要素 文章の構造 　　　　　　　 　　　 　イモリの登場　 　　　　　　　　　死に対する考え　　　ネズミの登場 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　死に対する考え 　　　　　　　　　　　　　　　蜂の登場 　　　　　　死に対する考え 自分の病 「F＋f」＝「景＋情」 自分の病 蜂 ネズミ イモリ マトメ 　　　　　生とは？死とは？ 　　私は構造主義の研究アプローチ理念を理解した上に（研究対象--「小説」を構成要素に分解して、その要素間の関係を整理統合することで）夏目漱石の「景＋情」形式によって分析して、この小説を読むことができました。おかげで、作者の生とは？死とは？も分かりました。生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。それほど差はないような気がしたという作者の考えでした。