电磁気学I演习问题9.PDF

2003 年6 月18 日 電磁気学 I 演習問題 9 担当 海老原聡 M505 号室 http://www.osakac.ac.jp/labs/ebihara/Japanese/ 今後の予定 ：７月２日（水）と７月９日（水）にはテスト形式（試験ではありません）で電磁気学I の 総復習を行います。 第4章 静磁界と磁性体 透磁率 物質はなんらかの原因で磁気を帯びた場合、物質は磁化したという。磁石は自然の状態で磁化して いる。この磁化の影響を考慮した上で現象を数式で表すと都合がいい場合が多い。誘電体の分極の現象 を表すため電束密度を導入したのと同様に、以下の式で磁束密度B を導入する。 2 B µ (1=+χ )H µµ H µH [T] [Wb / m ] (1) 0 m r 0 µ ここで、µ は真空中の透磁率、χ は磁化率、 は磁性体の比透磁率、µ µµ は磁性体の透磁率。 0 m r r 0 強磁性体 3 6 (χ 10 ∼10 ) ：鉄、コバルト、ニッケルなど m 常磁性体(0 χ , χ は小さい）：アルミニウム(χ 2.1=×10−5 ) など m m m 反磁性体(χ 0) ：銅など m 磁性体界面での境界条件 以下の境界条件が界面で成立。 磁界の接線成分が等しい 磁束密度の垂直成分が等しい 磁束密度とガウスの法則 次式が、どのような場合でも成立。（マクスウエルの方程式の４式のうちの１つ） ∇⋅B 0 (2) →物理的解釈：誘電体中でのガウスの法則∇⋅D ρ （D は電束密度、ρ は真電荷密度）では、 真電荷から電束が湧き出す現象を表現していた。一方、∇⋅B 0 は磁束が湧き 出すような磁荷は単独で存在しないことを意味する。 1 （磁性体境界面での境界条件） 2003年6月18日実施例題の解答詳細版 例題1 表面の十分に広い透磁率µの常磁性体が、真空中に間隔を置いて平行に置かれている。次の各場 合の真空領域での磁束密度と磁界を求めよ。磁性体内の