円筒型原子炉格纳容器と建屋配置-日立评论.PDFVIP

!特集 原子力発電とその関連技術 円筒型原子炉格納容器と建屋配置 Vesseland Reactor Building CylindricalPrimarYContainment LayoutConcept 新型沸騰水型原子力発電設備では,インターナルポンプの採用を基本条件として 小山田 修* Osα∽〟()叩77∽血 圧力抑制機能,機器･配管類の配置,経済性･建設施工件などについて評価した結 古川秀康* 〃才dり切S〟 ダ〟門`々α糾ノα 果,世界で初めて原子炉建屋と一体となった円筒型鉄筋コンクリート製原子炉格納 江端 栄* 5b血ze E占α由 容器の採用を検討している｡ 涯里正英* A払αゐオ(ねl伯おわ この原子炉格納容器を内蔵する原子炉連星は,原子炉格納容器との一体化による 建築構造の合理化,収納機器設備の合理化による機器設置スペースの縮小,更には 保守点検スペースの共用化･合理化などを行ない,原子炉建屋容積の低減及び建設 工程の短縮を匡lっている｡ n 緒 言 ABWR(新型沸騰水型原子力発電設備)の原子炉格納容器 あり,この事故時に加わる圧力･温度に十分耐えるほか,想 は,種々の検討を経て円筒型鉄筋コンクリート製原子炉格納 定最大地震に対しても耐えられる設計となっている｡ 容器を採用することとした｡この円筒型原子炉格納容器は, ABWRの原子炉格納容器は,RCCV(鉄筋コンクリ【ト製格 原子炉圧力容器内蔵型原子炉冷却材再循環系ポンプを採用し 納容器)をj采用するものとLているが,RCCVについては国内 ているため大口径一次系再循環配管がなく,かつ安全系配管 での建設実績がないことから,基礎的な実験及びABWR型 を操作作業J末(グレーテング)下部に分離配置していることか RCCV形′状での健全性を確認するためのモデル実験を学識経 ら,安全性,被ばく低i成に優れている｡更に,従来の改良標 験者の肋言を得ながら東京電力株式会社をはじめとするBWR 準型原子炉格納容器をj采用した原子炉建屋と比べて出力比を (沸騰水型原子力発電)電力会社,日立製作所,株式会社東芝 考慮すると,20%以上内容積が低減されている｡以下に円筒 によI)電力共同研究を推進中である｡ 型原子炉格納容器及び二建屋配置について述べる｡ 図1に円筒型RCCVと従来の改良標準型鋼製格納容器の形 状比較を示す｡ 臣l 円筒型原子炉格納容器の概要 臣l円筒型原子炉格納容器の形状設定 J京子炉格納容器は内部にJ京子炉J主力答器,インターナルポ ンプ(原子炉圧力容器内蔵型原子炉冷却材再循環系ポンプ), ABWRの原子炉格納容器の形二状については,当初は建屋と 主蒸気系配管,非常用炉心冷却配管などを内蔵し,配管破断