检证WTO非特惠原产地规则调和作业-jastpro.pdf

JASTPRO ウェブサイト掲載用 「検証 WTO 非特恵原産地規則調和作業」（第１回） （２０１６年１２月５日掲載分） 検証 WTO 非特恵原産地規則調和作業 目 次 はじめに 第１編 原産地規則概説 第１章 原産地規則の存続理由 第２章 原産地決定のための方式 第１節 実質的変更 第２節 関税分類変更基準 第３節 付加価値基準 第４節 加工工程基準 第５節 レジデュアル・ルール 第３章 原産地規則協定を必要とした理由 第２編 WTO 原産地規則に関する協定 第１章 原産地規則協定の構成 第２章 紛争処理 第３編 非特恵原産地規則調和作業と技術的分析 第１章 調和作業の概要 第１節 原産地規則技術委員会における技術的検討 （１９９５年７月-１９９９年５月） 第２節 原産地規則委員会における交渉 （１９９９年６月以降） 第３節 原産地規則委員会議長最終パッケージ提案 （２００７年）とその後 第２章 調和非特恵原産地規則（調和規則）案総則 第１節 調和規則の構造 第２節 プライマリー・ルールとレジデュアル・ルール 1 JASTPRO ウェブサイト掲載用 「検証 WTO 非特恵原産地規則調和作業」（第１回） （２０１６年１２月５日掲載分） 第３節 軽微な作業又は加工 第４節 その他の総則規定及び調和規則別添２ルール 第５節 HS に関連する諸問題 第３章 完全生産品（調和規則の別添１） 第１節 第1 回技術委員会会合における議論 第２節 技術委員会による完全生産品定義‐当初テキスト 第３節 技術委員会による完全生産品定義‐再検討 第４節 原産地規則委員会による完全生産品定義の検討 第５節 一ヶ国の外で得られた物品に係る定義の検討 第４章 品目別規則（調和規則の別添２） 第１節 農産品（HS 第１類‐第２４類） 第２節 繊維及び繊維製品（HS 第５０類‐第６３類） 第３節 機械類、自動車、光学機器等（HS 第８４類‐第９０類） 第４節 その他 第５章 調和規則の実施が他のWTO 諸協定に与える影響 第１節 調和規則の実施が他のWTO 諸協定に与える影響に係るスタディの開始 第２節 原産地規則協定第１条２に列挙される WTO 諸協定の一部への調和規則の 適用制限 第３節 原産地規則協定第１条２で言及されないWTO 規定への調和規則適用の 適格性 第４節 一般理事会への原産地規則委員会議長報告及び現在の状況 第６章 調和規則案がEPA・FTA 原産地規則に与えた影響 第７章 調和作業が残した教訓と非特恵原産地規則の今後 まとめ 2 JASTPRO ウェブサイト掲載用 「検証 WTO 非特恵原産地規則調和作業」（第１回） （２０１６年１２月５日掲載分） はじめに １９９４年４月、ウルグアイ・ラウンドの成果である「世界貿易機関（World Trade Organization: WTO）を設立するマラケシュ協定（WTO 協定）」の署名が行われると、交渉参加国は、WTO 体制で新たに負うことになる関係諸協定上の義務の履行のための具体的な作業に向けて一 斉に動き出した。日本国政府の対応も早かった。その中で、非特恵原産地規則の調和作業 もアジェンダに載せられていた。WTO 協定は附属書に個別協定を擁し、「原産地規則に関す る協定（Agree