第2回宝塚人権审议会.doc

PAGE 6 平成27年度（2015年度）第2回宝塚市人権審議会　会議録 １　開催日時　　　　平成27年（2015年）11月17日(火)　午後2時～4時 ２　開催場所　　　　水道局３階　第一会議室 ３　出席者　　　　　委　　員　21名中17名出席 　　　　　　　　　　　　　　　　 職　　員　13名出席 ４　議　　題　　（１）「性的マイノリティ」の現状と課題に関する問題提起及び意見交換 （２）その他の人権問題に関する意見交換 （３）その他 ５　内　　容 事務局 事務局 事務局 会長 事務局 会長 事務局 会長 委員 会長 委員 委員 委員 会長 委員 委員 委員 委員 会長 事務局 会長 委員　 委員 委員 委員 委員 委員 委員 会長 委員 委員 会長 事務局 会長 事務局 会長 委員 事務局 事務局 委員 事務局 委員 事務局 会長 委員 委員 委員 事務局 委員 事務局 委員 委員 委員 事務局 事務局 委員 事務局 委員 事務局 事務局 事務局 委員 事務局 委員 事務局 委員 委員 事務局 会長 委員 事務局 会長 事務局 会長 副会長 事務局 会長 定刻になりましたので、ただ今から平成27年度（2015年度）第2回宝塚市人権審議会を開催いたします。 本日の委員出席者数は17名で、定数21名の過半数を超えており宝塚市人権審議会規則第6条第2項の規定により、会議が成立しておりますことを報告します。 これ以降の議事進行につきましては規則に基づきまして会長にお願いいたします。 あいさつ　 傍聴希望者はありますか。 本日の傍聴希望者はありません。 ただ今から、議事に入ります。はじめに前回の審議会で意見がありました性的マイノリティに関する議員研修について事務局から報告をお願いします。 前回の審議会で議員の性的マイノリティに関する研修が必要ではないかとご意見がありました。このことについて、7月30日に議会事務局に伝えたところ、人権研修の一つとして性的マイノリティに関する研修を行うということになり、現在日程の調整をされています。 それでは議事に入っていきます。 本日のテーマは性的マイノリティの人権問題と、その他の人権問題です。 まず委員に性的マイノリティに関する問題提起をしていただきます。 国連が性的マイノリティのことを人権課題として明確にしたのは最近では2011年の12月ジュネーブで行われた国連人権委員会です。諸外国では差別だけでなく迫害、拷問、殺害が行われており、これらを阻止しないといけないという流れになっています。日本は国連から再三国内法の整備が遅れていると勧告を受けてきました。今では法務省だけでなく内閣府や厚生労働省、文部科学省など関係省庁にも動きが出てきています。 マスメディアにおけるＬＧＢＴの扱いにおいては、バラエティ番組と社会面でのギャップがあります。お笑いタレントの印象が強くそれが話題になり市民権を得たという人もいますが、笑われる対象となっただけで市民権を持ったとは言えません。 また、大きい自治体の長によるネガティブな発言は全国に流れ、それが多くの当事者達を傷つけることになります。 最近は渋谷区や世田谷区の同性パートナーの認証など華やかなことが話題になっていますが、そういった場面だけに注目が集まると、実際に生きづらさを感じている人の状況は改善されません。 　ＬＧＢＴの方の精神状態はよくないと言われており、40％の人が抑鬱傾向を抱えており、これは他の集団の2倍だと言われています。10代から30代の人で見れば、親にカミングアウトしている人は15％前後で、年齢が上がれば10％にも満たなくなります。 以前、教員研修に伺い、研修を受けていただいた先生からＬＧＢＴに関するメールをいただきました。 結婚して子どももいる当事者の方からは怖くて研修に行けない、また、ある女性教員からは、教員が当事者であると学校側は想定していないと思う。そういった環境の中で絶対に知られまいとして生きた。研修の中で映像をみて、他の先生は子どもの境遇に涙していたが、その人は自分の生い立ちと被り涙しました。などといったメールをいただきました。 同性愛の男性と性同一性障害は分けて考えないといけませんが、似たような学齢期を過ごしています。二人に一人は学校でいじめ被害にあっています。10代のゲイ男性の5人に1人、性同一性障害の人は3人に1人が不登校です。 10代のゲイ男性の18％、性同一性障害の人は15％の人が自傷行為をしています。首都圏の男子中高生の自傷行為率は7.5％であり、当事者の方は2倍以上の数値となっております。 また、6割、7割の人は自殺を考えたことがあり、自殺未遂率も15％あります。異性愛者の男性に比べると同性愛者の男性は6倍自殺未遂率が高いことも