一分裂-更新停止独立行政法人水産総合研究センターさ.pdfVIP

さけ う 場合には， この基本的な 原理を 精子を用いて 良好な環境条件の 中で行なわれ 操作を行な なければ ならない。 しかし，人工的再生産過 熟矢口して，はじめて ，応用的な操作や ，対応 採卵・ 採精 ・媒精の行程に 的な処理を行なうことが 可能となる。 程の中で，一連の おいて習慣的な 操作も結構であ るが，やはり ここでは，媒精後，胚盤の 第 2分裂が行な 生物学的な受精機構を究明して，良好な 受 われるまでの 現象について， 1961;小林私民 精卵を得るよう に心掛けなければならない。 の実験(1@もとにしてまとめてみた。 第 l表 経過時間と受粕現報 媒 精 (14一 16C) 経過 精子侵入・注入 時 円円目ト 表層胞崩壊 第 2極体放出・精子星状体形成 卵の染色体は 塊状ヰ核膜に 包まれ胞状 ・両性前核形成 両前核接合 胚盤の形成顕著になる 一筆前期一一 染色体出現 裂 分 Ⅰ 間 中 一- 一 雙 （ 木 ） 肋 中 2分された娘染色体は各錘 心 本 本 形 は 威 皇 本 を 半 イ 極 両 移 動 卵割溝が入る・第1分裂終了 2箇の核で染色体出現・第 2分裂開始 第 2分裂期 3 受精とは，卵に 精子が侵入してから 卵細胞 の崩壊過程は不明確であるが， 付活の際に表 が付括されて，卵前核が，侵入した精子より 層 胞が崩壊する結果，表層胞の 内容が卵原形 生じた精前核と接合するまでの 一連の過程を 質表面と卵膜との 間に放出され， これが水に (2) 溶けてコロイド(膠質)を造る。 そのコロイ 使釆までは媒精を 受精と呼んでいたが， 第 ド浸透圧によって ，柳原形質表面と 卵膜との 1959㌔ 1表に示したとおり ，両前稼が接合するまで 間に囲卵腔が形成される。 (山本時男 の過程を受精と 云い ，これには約2時間を要 一般に囲卵腔が完成するまでには 相当時間 する。 を要する。 さけ ・ます卵では 卵黄が多いために 表層胞 第 l図 さけ未受柚卯 (左)と受枯直後印行活の卵変化 (右@ @木工 l9Ⅱ) Ch 卵 膜 黄 A@ 表 層 胞 Ps 囲 卵 胞 Pr 原 形 質 この間，卵膜は 白味を帯びて 硬くなる。こ の卵膜の硬化は， 付活の際に卵内から分泌さ れた物質によってり 回 0鄭育成物質にS一 S結合㈲ が 出来るために 起るといわれているがまだ確 証がない。(2) さけ，ます卯の卵門 附近の構造について， その断面は第2図に示すとおりである さけ ・ます卵について ，精子侵入過程の観 察を生体で行な う ことはかなりむづかしい。 卵門の細孔の直径はぼぼ1箇の精子の太さに 等しいから，多数の 精子は細 壬