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楕円曲線暗号におけるマルチスカラー倍算の前計算でのモンゴメリトリックの使用 （株）日立製作所 概要 内容 マルチスカラー倍 計算法 計算プロセス ターゲット 何が高速化を阻んでいるのか？ 何が高速化を阻んでいるのか？ 何が高速化を阻んでいるのか？ 何が高速化を阻んでいるのか？ とりあえず単純な改良 モンゴメリトリック モンゴメリトリックの適応例（スカラー倍の前計算高速化） 複数加算の逆元共通化（マルチスカラー倍） 前計算テーブル作成 前計算テーブル作成（計算しなくてよい点がある場合） 前計算テーブル作成手順の簡略化 前計算テーブル作成（計算しなくてよい点がある場合） 計算量比較 まとめ * * 桶屋 勝幸 櫻井 幸一 九州大学 ECDSAの検証でマルチスカラー倍を用いる マルチスカラー倍の高速化 スカラー倍からマルチスカラー倍への 変換法の存在 動機 問題 成果 前計算の効率化により マルチスカラー倍の高速化を達成 約3倍 [GLV01] [ANSI] マルチスカラー倍 問題設定 解決策 計算量比較 スカラー倍 マルチスカラー倍 マルチスカラー倍 整数 楕円曲線上の点 スカラー倍 整数 楕円曲線上の点 二つのスカラー倍を独立に計算 独立計算法 二つのスカラー倍を同時に計算 スカラー倍 スカラー倍 加算 マルチスカラー倍 同時計算法 [Aki01, Moe01] [Elg85, HHM00] Shamir’s trick 高速化手法 ウィンドウ法 Comb 法 [Knu81, CMO98] [LL94] 加算 前計算 ステージ 実計算 ステージ 入力 出力 テーブル作成 実際の計算 テーブル 加算 前計算テーブル 前計算ステージ 実計算ステージ 独立計算法 同時計算法 低速 低速 高速 高速 多くの人が考察 議論の余地あり！ あまり考察されてなさそうだ [Aki01, Moe01, Sol01] [CC87, MO90, LL94, CMO98, …] [CMO98] 求める点の数が多い 逆元演算が必要 （1点につき1回） 実計算ステージでは 用いない点の存在 障害 マルチスカラー倍固有の問題 アフィン座標で計算するため 求める点の数が多い 逆元演算が必要 （1点につき1回） 実計算ステージでは 用いない点の存在 障害 理由 実計算ステージでの計算 高速化のためにはアフィン 座標で格納する必要がある アフィン座標の演算は 逆元演算を必要とする マルチスカラー倍固有の問題 求める点の数が多い 逆元演算が必要 （1点につき1回） 実計算ステージでは 用いない点の存在 障害 理由 求める点が2次元 マルチスカラー倍固有の問題 求める点の数が多い 逆元演算が必要 （1点につき1回） 実計算ステージでは 用いない点の存在 障害 理由 前計算ステージ 計算する点の数：６４点 実計算ステージ 使用する点の数：５４点 160ビット?ウィンドウサイズ3 マルチスカラー倍固有の問題 の 座標が等しい 逆元の共通化 ｙ座標の値の反転 計算の省略 M M M M I M M M M M M 入力 出力 計算量 M M I M：乗算 I：逆元演算 [Coh93] 楕円曲線法による因数分解の高速化に用いられた [Coh93] モンゴメリトリックと用いると複数の逆元演算を1回の逆元計算で計算可能 2倍算 2倍算 モンゴメリトリックを用いて逆元計算 加算 前計算テーブル作成 加算 加算 加算 [CMO98] 2倍算 2べき点との加算で使用 モンゴメリトリックと用いると複数の逆元演算を1回の逆元計算で計算可能 2倍算 2倍算 加算 モンゴメリトリックを用いて逆元計算 加算 前計算テーブル作成 加算 加算 加算 計算する点が2次元のため複雑 ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3 前計算テーブル 各ステップでは モンゴメリトリックを用いて逆元共通化する ステップ2で計算できなくなった 前計算テーブル 計算の順序を考える必要あり ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3 ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3 前計算テーブル を先に計算し テーブル真中は最後に計算 ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3 前計算テーブル 他に影響を与えないので問題なし 前計算 ステージ 実計算 ステージ 独立計算法 同時計算法 336.8Ｍ 計 2809.8Ｍ 3146.6Ｍ 1011.6Ｍ 1655.5Ｍ 2667.1Ｍ 279.2Ｍ 1655.5Ｍ 1934.7Ｍ 既存法 提案法 160ビット [CMO98] [HHM00] [Moe01] * *