磁気回路法による三相2極電同期電動機の数値解析モデ.pptVIP

研究背景および目的 同期電動機の構造 同期電動機の特徴 同期電動機のモデリング 同期電動機の電気ー磁気ー力学系回路 タブロー方程式の生成 突極構造の表現 突極構造の表現 数値シミュレーションによる同期電動機の動作予測 まとめと今後の課題 磁気回路法による三相２極同期電動機の数値シミュレーション 知能電気機器研究室 武内 伊久磨 A-3 発表の流れ 1. 研究背景?目的 2. 対象とする三相同期電動機の構造 3.同期電動機の特徴とモデリング 4.同期電動機の電気ー磁気ー力学系回路 5. 突極構造の表現方法 6. 数値シミュレーションによる同期電動機の動作予測 7. まとめと今後の課題 三相2極同期電動機の数値シミュレーションを試みる 電気機器学習における特性の理解は非常に重要であり、その為には実験が必要不可欠 多岐にわたる機器の準備、特性の変更は容易ではなく、実験に十分な時間をとることができない プログラムによるシミュレーションを用いれば機器の準備は不要で、特性の変更も容易である 実際の同期電動機の形状 仮定すること 漏れ磁束?フリンジングは考慮しない。 鉄心?巻線中のうず電流は考慮しない。 ヒステリシス現象は考慮しない。 磁心の磁気特性は非線形 回転子を棒状と仮定 ギャップは一様ではない。 同期電動機の特徴 磁気回路の起磁力と磁束はスカラー的性質 空間ベクトル性のモデリングが必要 2π/3ずつずれた幾何学的位置の変換 ３相固定子巻線 回転による位置角の変換 回転子永久磁石 固定子巻線(U相) 回転子 回転座標を静止xy座標に変換 電気回路 x軸磁気回路 y軸磁気回路 力学回路 電気-磁気-力学系の連成による解析 磁気回路 結合関係 A：既約接続行列 Z：インピーダンス行列 変換行列 力学系回路 電機子回路 更に離散化を行い、数値計算を行う ギャップの磁気抵抗 等価回路 近似した回路 相別磁束通過断面積Sg W相 V相 U相 有限要素法より 形状?寸法より 任意角度から見た磁束通過断面積 Sg 求められたギャップ磁気抵抗 Rgとlg 突極構造の表現 モータ内を流れる磁束φy フーリエ級数展開により近似 ２軸に分解 ギャップ磁気抵抗 Rg(θ)（２軸分解後） ギャップ磁気抵抗 Rg(θ) これをプログラムに組み込む ロータを通る磁束（ｘ、ｙ成分） 回転角 固定子巻線電圧 一時巻線線電流 今後の課題 実際の回転子の形状でシミュレーションを行う。 検討している同期電動機モデルが測定値と比較しても正確に再現されることを目指す。 研究成果 対象の同期電動機モデルを導出 電気-磁気-力学系を連成したタブロー方程式を生成 突極構造を表現する方法を示した。 タブロー方程式を用いたプログラムによるシミュレーション 一時巻線線電流 電源電圧 電源電圧 一時巻線線電流 これより、磁気回路法による三相２極同期電動機の数値解析モデルについて武内伊久磨が発表します。 * 代表的な電動機には同期電動機の他にＤＣモータや誘導電動機があります。 同期電動機の特徴として、電源に三相交流電圧源を持ち、固定子には平衡三相巻線があり、回転子は永久磁石付の鉄心となっています。 他の電動機との共通性としては、誘導電動機とは電源が同じ三相交流電圧源で固定子に平衡三相巻線があるということが挙げられます。 また、ＤＣモータとは電源は違うものの、突極性を有し、同期電動機とは固定子と回転子が入れ替わったような構造となっています。 したがって、モデル化の際には他の２つの電動機と似たような部分が出てくることが予想されます。 最後に、まとめと今後の課題です。 同期電動機の電気、磁気、力学、各系のモデルを導出し、それらを連成したタブロー方程式を生成しました。 また、突極性を磁気回路に反映することができました。 生成したタブロー方程式により、シミュレーションを行い、実際の同期電動機と比較しました。 今後の課題として、棒状ではなく、実際の回転子の形状でシミュレーションを行うことと、渦電流など、今回は考慮しなかった自然現象も含めて再モデル化し、 実際の同期電動機の測定値に近づけていくことが挙げられる。 以上で、発表を終わります。 今回対象とする同期電動機は突極構造を有しているため、磁気回路中のギャップを通る磁束の幅と長さが回転子の回転により変化します。 ギャップの磁気抵抗はこの式で定義されるので、回転により磁気抵抗も変化することになります。 そのため、このギャップ磁気抵抗の変化を定式化し、磁気回路に反映させる必要があります。 ギャップ磁気抵抗を考える際、同期電動機の形状により断面積Ｓと磁路長ｌは予測でき、Rgを求めることができますが、 対象内の磁束φは分布しており、正確にはなんらかの実