平成16年度普及活動研究会開催要領（案の1）.docVIP

農業所得向上を目指して！！ ～ 販売額1,000万円の経営モデル紹介 ～ 　農業所得の向上を図るためには、経営の目標を立て、その実現に向けて戦略をもって実践することが重要です。 　二戸地方農林水産振興協議会では、平成23年度から園芸で販売額1,000万円を確保できる経営モデルについて地域の農家において実証を行っています。 　認定農業者や地域農業マスタープランに中心経営体として位置付けられている皆さんも、このモデルを参考として、経営改善に取り組みましょう。 平成２６年１月 二戸地方農林水産振興協議会 《 販売額1,000万円を目指す経営モデル 》 １　トマト省力化とねぎ面積拡大で販売額向上 ２　ねぎ収穫機、トマト新品種導入で販売額向上 ３　露地きゅうりとねぎの品目組み合わせで長期出荷 ４　ハウスきゅうりの作型拡大と露地との組み合わせで長期出荷 ５　スプレーギクとりんどうを中心とした複合経営 ６　りんどう品種の組み合わせによる長期出荷 ７　輪ぎくを柱とした花き三品目(りんどう＋きく類)の複合経営 ８　りんごとスモモの高品質?安定生産による販売額向上 ９　ブランドりんごへの改植と低樹高栽培による販売額向上  １　経営モデルの概要 （１）労働力　　　家族３人（うち後継者１人） （２）栽培品目　　夏秋トマト＋ねぎ＋アスパラガス（雨よけ） ［作型］ 月 品目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 トマト (ハウス) ○ ○ ● ● ねぎ ○ ○ ● ● アスパラガス （雨よけ） （凡例）○：は種　　●：定植　　□：収穫 ２　経営改善のポイント （１）トマトの作業省力化による適期管理の徹底と単収向上 　　○草勢維持と単収向上を目的に、省力技術（受粉作業?点滴かん水施肥）を導入して繁忙期でも防除や収穫等適期管理を徹底 　◎受粉作業の省力化 　?従来のホルモン処理よりも省力的なブロワー（送 　　風機）による送風受粉を天候に応じて実施 　　?受粉作業が不要な単為結果性品種を一部導入 　◎点滴かん水施肥装置の導入 　　　　?かん水作業の省力化 　　　　?生育に合わせた肥培管理により収量向上 （２）後継者の就農によるねぎの規模拡大 ○労働力の増加に合わせ、トマトが終盤となる10～11月収穫作型を中心に面積拡大 ○後継者の技術習得状況により段階的に面積を拡大 項　目 取組開始時 目　標 販売額総額 830万円 1,200万円 トマト （ハウス） 面積 36a 36a 単収 6.9ｔ/10a 8.0ｔ/10a 単価 250円/kg 286円/kg 販売額 620万円 820万円 ねぎ 面積 20a 40a 単収 3.2ｔ/10a 3.3ｔ/10a 単価 282円/kg 264円/kg 販売額 180万円 350万円 アスパラガス （雨よけ） 面積 6a 6a 単収 530kg/10a 540kg/10a 単価 1,070円/kg 854円/kg 販売額 30万円 30万円 ３　経営改善目標 １　経営モデルの概要 （１）労働力　　　家族２人＋常時雇用１人＋臨時雇用(シルバー)２人 （２）栽培品目　　夏秋トマト＋ねぎ ［作型］ 月 品目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 トマト (ハウス) ○ ● トマト (レインコート) ○ ● ねぎ ○ ● ○ ● （凡例）○：は種　　●：定植　　□：収穫 ２　経営改善のポイント （１）ねぎ：収穫機導入による規模拡大 ○掘り取り土落とし、収納まを一工程で行乗車したまま楽な姿勢で作業 １　経営モデルの概要 （１）労働力　　　家族３人＋雇用１人 （２）栽培品目　　露地きゅうり＋ねぎ ［作型］ 月 品目 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 上中下 露地きゅうり 苗購入 ねぎ