奥の細道芭蕉.docVIP

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  • 2016-10-08 发布于天津
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奥の細道芭蕉

奥の細道  芭蕉 (序) 月日(つきひ)は百代の過客(くわかく)にして、行(ゆき)かふ年(とし)もまた旅人也。舟の上に生涯(しやうがい)をうかべ馬の口とらへて老(おい)を迎ふる物は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲(へんうん)の風(かぜ)にさそはれて漂泊(へうはく)の思ひやまず、海浜(かいひん)にさすらへ、去年(こぞ)の秋江上(かうしやう)の破屋に蜘(くも)の古巣(ふるす)を払ひて、やゝ年も暮(くれ)、春立てる霞(かすみ)の空(そら)に、白川の関越えんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神(だうそじん)のまねきにあひて取(とる)もの手につかず、もゝ引の破(やぶ)れをつゞり笠の緒付かえて、三里(さんり)に灸(きう)すゆるより、松島の月先(まづ)心にかゝりて、住(すめ)る方は人に譲り、杉風(さんぷう)が別墅(べつしよ)に移るに、   草(くさ)の戸(と)も住(すみ)替(かは)る代(よ)ぞひなの家(いへ) 面(おもて)八句(はちく)を庵(いほり)の柱に懸置(かけおく)。 (千住旅立ち:元禄二年三月二十七日) 彌生(やよひ)も末(すえ)の七日(なぬか)、明ぼのゝ空朧々(ろうろう)として、月は在明(ありあけ)にて光おさまれる物から、不二(ふじ)の峯幽(かす)かにみえて、上野(うへの)谷中(やなか)の花の梢(こずゑ)又

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