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２．正規言語とオートマトンの等価性 モデル間の関係 目標 DFAからNFAへ 例 NFAからDFAへ 例 練習 補足 NFA→DFAの証明 NFAから拡張NFAへ 練習 正規表現からGNFAへ 演算数による帰納法 例 練習 GNFAから正規表現へ 状態の削除法 例 例２ 練習 ２－２．　正規言語の性質 ポンピング補題 ポンピング補題の意味 ポンピング補題の証明 非正規な言語 証明 　　　　　　　　　　上の正規表現　　　　　　　　を受理する GNFA　　　を構成せよ。 RE GNFA 方針： 任意のGNFA　　　　　　　　　　　　　　　　　　に対して、 となるような を導く。 Gの状態数を減少させることにより、 最終的には２状態のGNFAを構成していく。 １．削除する状態　　　　　を決める。 2．すべての組　　　　　　　　　に対して， 　　次のようなアークを構成する。 削除前 削除後 GNFAへ 削除 削除 　　　　　、複数のアーク を生成することに注意。 GNFAへ 削除 削除 削除 次のDFAが受理する言語を正規表現で示せ。 ここでは、DFAの限界を示す。 実際、次のような言語は、正規言語ではない。 正規言語でないことを示すための、有用な補題（定理）がある。 ポンピング補題 Aが正規言語であるならば、ある数　　（ポンピング長）が 存在して、　　より長い任意の文字列　　　　　　に対して、 次を満たすように　　　を に分割できる。 １．各　　　　　について、 ２． ３． * DFA NFA 正規表現 （RE） GNFA モデルの言語表現能力を評価する。 モデルAが与えられたとき、同じ言語を受理するモデルBが 作れるときモデルBの方が言語記述能力が高い（低くはない）。 これを、A→Bとアークを引いて表す。 例えば、DFAの記述は、ほとんどその定義のまま、 NFAの記述になる。したがって、 DFA NFA RE GNFA これらのモデルがすべて同じ言語記述能力があることを 示したい。そのため、 下記のような関係を導いていく。 DFA NFA 直感的には、明らかだが、ここでは、 形式的に示す。 任意のDFAを　　　　　　　　　　　　　　とする。 このとき、　　と同じ言語を受理するNFA 　　　　　　　　　　　　　　　　を構成する。 のとき、 とする。 １． とする。 ２． 0 0 1 1 0 0 1 1 NFA DFA 任意のNFAを　　　　　　　　　　　　　　とする。 このとき、　　と同じ言語を受理するDFA 　　　　　　　　　　　　　　　　を構成する。 １． とする。 2． とする。 （NFAの状態のべき集合で、DFAの状態を作る。） 3． 4． NFA とする。 このNと同じ言語を受理するDFA を作成する。 １． 2． 3． ４． NFA とする。 このNと同じ言語を受理するDFA を構成せよ。 初期状態から、到達可能でない状態はDFAから削除できる。 文字列　　の長さ　　に関する帰納法で であるための必要十分条件が、 であることを示す。 基礎 このとき、　　　　　　であり、しかも 　　　　　　　　　　　　である。 よって、明らかに成り立つ。 長さが　　　　　　の文字列　　　（　　　　　　）に対して、 を考える。 帰納 のとき成り立つと仮定する。 帰納法の仮定より、 また、　　の定義から、 よって、 また、 である。 したがって、 である。 NFA GNFA NFAの受理状態が複数あるのに対して、 GNFAの受理状態は一つである。 1 1 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 1 1 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 0 0 0 0 NFA 拡張NFA ここでは、NFA→GNFAを形式的に示す。 任意のNFAを　　　　　　　　　　　　　　とする。 このとき、　　と同じ言語を受理するGNFA 　　　　　　　　　　　　　　　　を構成する。 １． 状態の追加 ２．状態遷移関数　　の決定 のとき、 に対して、 に対して、 ?通常の状態 ?初期状態 ?受理状態 に対して、 ?上で定められていない定義域 次のNFAに対して、同じ言語を受理するGNFAを 状態遷移図と形式的定義の両方で与えよ。 とする。 RE GNFA 方針： 任意の正規表現　　に対して、 となるような を構成する。 正規表現に基づいて、再帰的に構成していく。 基礎 のとき、 のとき、 アルファベットを とする。 演算数が　　　以下のどんな正規表現　　も　　 対応するGNFAがあるとする。 帰納 演算数が　　　　　　である正規表現　　を考える。 正規表現の定義より、３つの場合が存在すｒ。 （１）場合１