大切なことはすべて君が教えてくれた 第3话.docVIP

大切なことはすべて君が教えてくれた　第３話 『男の答え』 夏実（戸田恵梨香）は、婚約者の修二（三浦春馬）が教え子のひかり（武井咲）と 一夜を過ごしたことを知る。 ひかりが、携帯電話で撮影した修二の写真を、夏実に送りつけたのだ。 するとそこに、夏実の父?克実（新井康弘）が倒れたという連絡が入る。 「どこの病院？タクシー拾う？」 「???好きなの？」 「え??」 「あの子のこと。」 「いや。」 「結婚はどうするの？」 「???」 「後でちゃんと聞かせてね。」 「最低な事実だけは正直に言えるくせに、 　こっちの気持ちが収まることは何一つ言えない。 　そこは相変わらず誠実で、 　今はそんな修二が??? 　たまらなく嫌だ。」 夏実は、修二とともに病院へと駆け付けた。　 搬送先の総合病院に到着した夏実たちは、克実がヘルニアで運ばれたことを知る。 克実は元気そうだった。 付き添っていた夏実の母?圭子（朝加真由美）によれば、この機会に手術を 受けることにしたのだという。 安心した夏実たちは、結婚式の話題を避けるため、早々に病室を後にする。 　 医師に挨拶をしてくる、という夏実と一旦別れた修二は、エレベーターで 階下に降りた。 と、修二の前に、ひかりと看護師の水谷亜弥（内田有紀）が現れる。 ひかりは、同じ総合病院の婦人科に通っていたのだ。 「亜弥さん、この人。 　私が寝た人。」とひかり。 ひかりは、修二の反応を楽しむように、亜弥に紹介する。 「???」 そこに、夏実が戻ってきた。 「あっ！ 　彼女はね、彼の婚約者。二人はもうすぐ結婚するの。 　ね？」 「??? 「行こう。予約時間過ぎちゃう。」 ひかりは修二に向かって微笑み、その場を後にする。 「何？この状況???。」 診察室 「ちょっと、周期がずれてきているね。薬の量を変えて、 　様子を見ようか。」とひかりの担当医。 「先生に任せます。」 「ひかりちゃん？大丈夫だからね。 　結婚だって出来るし、赤ちゃんも可能性がないわけじゃないから。 　自暴自棄になっちゃダメよ。」と亜弥。 「自暴自棄？」 「あ???たとえばの話ね。」 「???」 「皮膚移植とかできるから、気になるなら言ってね。」 「事故からもう４年よ。 　亜弥さんの方が引きずってるんじゃないの？」 「???」 診察室の窓から夏実と修二が複雑な表情で帰っていくのが見えると、 ひかりは笑い出す。 「安心して？亜弥さん。 　私、今すっごく楽しいの。」 ひかりの腕のやけどのあと。 4年前の事故に亜弥が関係している？ ひかりは修二のことを好き、というよりも、二人の仲が壊れることを 喜んでいるみたい。 病院の帰り道、ひかりはバイト中の望未（剛力彩芽）に声を掛けられる。 「ご機嫌じゃん！」 「ああ。今度はあそれ？」 「そう！これ脚寒いのよ。もう。 　で？そっちはデート？着替えないの？」 「??買い物。えっと??? 　上村先生にあげる結婚祝い。」 「何あげるの？」 「アハハ。何か、びっくりするようなもの。」 「ひかり??でいい？」 「うん。」 「ひかりって、ちょっと見た目と違うね。」 「え？」 「もう一つ顔がある感じ？」 「???」 「私も人のこと言えないか。」 笑いあう二人。 「今度ゆっくりお茶でもしよう。じゃあね！」 「じゃあね。」 一人になると、ひかりは思いつめたようにうつむき???。 夏実をマンションまで送る修二。 「夏実。」 「???」 「本当にすまない。」 「???」 「これからのことは、夏実の??? 　気持ちで、決めていいから。」 「???修二はどうしたいの？」 「え???」 「修二は、それでも私と結婚したい？」 「僕に???決める権利はないよ。」 「許してくれって言わないのね。」 「ごめん。」 「それは、あの子と寝たことに対して？ 　それとも結婚を迷っていることに対して？」 「いや???」 「修二はどうしたいの！？ 　決めるのはいつも私なの！？ 　そっちがめちゃくちゃにしたんじゃない！！ 　何で結婚をやめるのも許すのも、私が決めなきゃいけないの！？」 「悪かった。」 「だから何に謝ってんの！？ 　修二の答えを聞かせてよ！」 「???」 「???いい。 　考える時間をあげる。 　???おやすみ。」 「???」 部屋に戻った夏実は、ルームメートの東堂さやか（篠田麻里子）に、 つい「キャンセル料は払うから」などと言ってしまう。 「え？」 「キャンセル？」と二人。 「何よ？結婚式のこと？」とさやか。 「ムカつく！ 　なんとでも言って逃げればいいじゃん！！ 　最低！修二！何で許してくれって言わないの！？ 　それでも結婚したいって。 　はぁ???。 　私も最低。」 「???どうした？」 「ごめん。ちょっと