黄色ブドウ球菌による食中毒の一事例について.docVIP

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  • 2017-02-06 发布于湖南
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黄色ブドウ球菌による食中毒の一事例について.doc

黄色ブドウ球菌による食中毒の一事例について

福島県衛生研究所年報 No.23 2005 黄色ブドウ球菌による食中毒の一事例について 羽賀節子 菱沼郁美 伊藤岩夫 熊谷奈々子1) 会津支所,1):微生物グループ 要 旨 2005 年 8 月 4 日,福島県会津保健所管内で発生した黄色ブドウ球菌による食中毒は,食品 の保存管理も含めた衛生観念の低さが発生を見た要因になっている典型的な事例のひとつであ った.原因となった黄色ブドウ球菌は,食品残品,発症者便,さらには従業員手指ふきとりか らも分離され,コアグラーゼⅣ型でエンテロトキシンA型,PFEG でも同一パターンを示すな ど,食中毒の原因菌とするに疑問は無かった.しかし,生化学的性状においては,分離培地上 で通常見られるマンニットの分解性がみられず,分離培地の種類によって卵黄反応の出現にも 強弱があるなど,分離同定に特異性がみられた事例であった. キーワード:黄色ブドウ球菌,マンニット非分解性,卵黄反応 はじめに 検査結果 会津保健所管内において,2005 年 8 月 4 衛生研究所会津支所で,食品残品 3 件,調 日に行われた祭り打ち上げ会で食中毒が発生 理従事者手指?調理用具等ふきとり液 12 件, し,調査の結果,黄色ブドウ球菌が原因菌と 発症者便 6 件,調理従事者便 5 件計 26 件の なった.この原因菌は,通常分解するマンニ 食中毒菌検査を行った.また新潟市衛生試験 ットを分解しない珍しい黄色ブドウ球菌であ 所と,新潟県保健環境研究所でも各1件ずつ ったので報告する. の発症者便の検査を行った.当所での検査の 結果,7 件から黄色ブドウ球菌を検出した. 事例の概要 疫学調査の結果から黄色ブドウ球菌が疑われ 2005 年 8 月 4 日に会津保健所管内で行わ ていたところ,検査結果と一致したことから, れた祭り打ち上げ会に参加した者のうち約 原因菌は黄色ブドウ球菌と推察された.検出 20 名が,吐き気,嘔吐,下痢,腹痛の食中 した黄色ブドウ球菌 7 株のうち 3 株はマンニ 毒様症状を呈した.参加者の共通食は,すべ ット非分解性であり,典型的な黄色ブドウ球 て A 社の関連施設で製造?調理された食品 菌の性状を示さないことを確認中に,新潟市 であった.A 社流通センターにおいて製造? 衛生試験所からも,検査した 1 件の発症者便 包装されたおにぎり(梅?昆布)に A 社 B から 2 株の黄色ブドウ球菌を検出し,1 株が 店舗で調理した唐揚げ(冷凍食品を揚げるの マンニット非分解であるとの情報が寄せられ み)を詰め合わせた「おにぎりセット」と,A た.そこで,菌株の性状データの送付をお願 社 B 店舗で調理(冷凍食品を揚げるのみ) いした. された「オードブル」であった.これらの食 この 2 株と,当所で分離した 7 株の黄色ブ 品は,納品するまで冷蔵保存等の処置はされ ドウ球菌の性状を表に示す.菌同定は,簡易 てなく常温で保存されていた.さらに,A社 同定キット SP - 18 で,コアグラーゼ型別 他店舗で販売されたおにぎりを喫食し発症し については,ブドウ球菌コアグラーゼ型別血 た祭り関係者以外の者も 8 名確認され,発症 清セット(デンカ生研),エンテロトキシン 者は祭り関係者 27 名及び店舗購入者 8 名合 は,RPLA 法(A ~ D 型:デンカ生研),PCR わせて 35 名となった. 法(A ~ E 型:タカラバイオ)で実施した. 70 福島県衛生研究所年報 No.23 2005 表 分離された黄色ブドウ球菌の性状 ????????型 ???????培地の性状 黄色ブドウ球 ???????? № (????生研) 卵黄反応 マンニット 菌数 1 おにぎり(梅) A Ⅳ + - 1.1×109/g 2 おにぎり(昆布) A Ⅳ + - 6.6×109/g 3 からあげ - Ⅲ + + 1.5×103/g 4 従業員手指ふきとり液(B店舗) - Ⅲ + + 1.4×103/ml 5 従業員手指ふきとり液(B店舗) - 不明 + + 4.9×103/ml 6 冷凍庫取っ手ふきとり液(B店舗) - Ⅲ + + 9.0×10/ml 7 従業員手指ふきとり液(流通????) A Ⅳ + - 5.1×104/ml 8 発症者便 (新潟市衛生試験所) A Ⅳ + - 9 発症者便 (新潟市衛生試験所) D Ⅱ + + 食品残品(おにぎり?昆布)については RP LA 法だけの実施であるが,エンテロトキシ ン A 型が検出された. 原因食品として疑わしいおにぎり梅?昆布 (№ 1,2),流通センター従業員手指ふきと り液(№ 7)及び,発症者便(№ 8)から分 離した黄色ブドウ球菌がコアグラーゼ

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