呼吸器内科専門医研修コースプログラム 1次に日本内科学会認定.pdfVIP

呼吸器内科 専門医研修コースプログラム １. コースの概要 卒後 2 年間の初期研修終了後の呼吸器内科専門 4 年間コースです． 1 年次に日本内科学会認定内科医資格を取得し, 4 年次に日本呼吸器学会専門医 受験資格を得るようにしますが, より一般的には, 呼吸器病学の専門的知識と技能の 習得を基礎に,信頼される高い水準の診療能力を発揮できる医師と同時に新たな臨 床研究課題を開拓, 遂行できる医師をめざしています . 基本的には日本呼吸器学会 の研修カリキュラムに則って、バランスのよい呼吸器専門医を育てます。 平成 21 年度は 3 名を募集します. 2. 当院の特徴 当院は結核研究所の臨床部として発足して以来わが国結核診療で主導的役割を果 たしています. 339 床中, 呼吸器内科 102 床, 呼吸器外科 43 床, 結核 60 床での診療 を隣接する結核研究所と連携し最新の技術的内容で行っています. わが国は先進国の中で結核罹患率が最も高い部類であり, 呼吸器診療には結核お よびその関連疾患に対する正確な理解は欠かせない課題であり, 当院ではあらゆる タイプの抗酸菌症疾患を習得可能です． また結核研究所が行っている参加全国公募, 年 4 回の抗酸菌診療講習会出席を義 務としています。扱う疾患は結核症の他、肺癌、結核後遺症やその他の呼吸不全、 非結核性抗酸菌症や肺真菌症、種々のびまん性肺疾患、アレルギー性疾患などで, わが国呼吸器疾患診療の全領域を包含し, 特に非結核性抗酸菌症や肺真菌症など の難治慢性肺感染症では呼吸器外科との集学的診療で豊富な経験を有しています． 関連学会施設認定は次のとおりです. 日本内科学会教育関連病院 日本呼吸器学会認定施設 日本呼吸器内視鏡学会認定施設 日本臨床腫瘍学会認定施設 3. 研修と研修体制 当院の呼吸器内科医師は現在常勤医15名で呼吸器病学のあらゆる領域にわたり経 験豊富な指導医がいます. 研修医は以下各項目を受講および研修する. A. 結核研究所主催専門講習会に出席. 2008年度実例 コ ー ス 名 期 間 対象 研 修 内 容 結核対策に関する基本的な知識（結核の基礎知識、診断と治療、 医師８日間 2008.6.11-6.20 医 師 検査、DOTS 戦略等）を学び、最後に活動計画の作成および発表を 行います。 結核の診断治療に携わる臨床医を対象にしており、結核症と非結 性抗酸菌症の診断と治療、結核菌検査法、結核および鑑別すべき 医師臨床 2008.9.25-9.27 医 師 患の画像診断、DOTS、新しい結核対策における医療機関の役割 主な内容です。 肺結核を中心にした胸部疾患の X 線読影の講義および実習と、結 胸部 X 線読影 2008.10.28-10.31 医 師 対策に関する講義を行います。 結核に関する包括的な講義（結核の基礎知識、日本と世界の結核 結核対策合同 策、抗酸菌検査、肺結核を中心にした胸部疾患の X 線読影、結核 アドヴァンスドコ 2009.1.26-2.6 医 師 と非結核性抗酸菌症の診断と治療、HIV と結核、DOTS 戦略等）と ース ークショップ、事例検討を行い、最後に活動計画の作成と