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平成２５年度 第１回 実験報告会 関西大学北陽高等学校中学校 科学部 ２０１３年７月２６日(金) １３時３０分から 中学校舎 理科実験室 1 発表テーマおよび発表者 前半 ◆ウミガメの産卵について 本校の科学部は三年に１度、和歌山県みなべ市の千里ケ浜においてアカウミ ガメの産卵の観察に参加している。今回はウミガメの生体および産卵について まとめたことを発表する。また今年度８月２日に観察への参加を予定しており、 そこでの調査を含めてサイエンスキャッスルに出展を予定している。 中学校 ３年 ７名 ◆ルミノール反応について 高校１年 前回の卒業研究発表会において、タマネギの皮とログウッドから抽出した染 料を用い、これをさまざまな金属イオンを含む水溶液で処理した結果をまとめ た。今回はルミノールと鉄(Ⅲ)イオン Fe3+ における発光反応において、鉄(Ⅲ)イ オン Fe3+以外の金属イオンではどのような反応を起こすのかについて調べた。 ◆サリチル酸を用いた有機化合物の合成 高校１年 ２名 前回の卒業研究発表会において、サリチル酸を用いた有機合成反応について 発表したが、再現性のある合成方法を確立できなかった。今回は再現性のある 合成方法を確立するとともに、最適な合成方法について調べた。 ◆アルコールの酸化について 高校１年 メタノールやエタノールなどのアルコールは酸化されると有毒なアルデヒド を経て、最終的にはカルボン酸にまで変化する。今回は過マンガン酸カリウム や重クロム酸カリウムなどの物質を酸化する試薬を用いて、エタノールの酸化 を試みた。またカルボン酸である酢酸を還元し、アセトアルデヒドやエタノー ルに還元する反応にもチャレンジした。 ◆電気分解について 高校１年 食塩水のような電解液水溶液に電気を通すと、水溶液中の物質が分解される ことを中学で学んだ。今回は十分な実験を行えなかったが、電気分解について 調べたことを発表するとともに、電気分解の疑問点などをまとめた。 後半 ◆電池について 高校１年 ２名 ２枚の金属板と電解質水溶液を材料として簡単な電池を作ることができる。今 回は備長炭とアルミニウム箔、食塩水を用いて備長炭電池を製作した。備長炭 の形状が製作した電池の特性にどのような影響を与えるかについて調べた。 ◆高エネルギー下における磁場加速装置の実験 高校１年 磁場加速装置とは電気エネルギーと磁気エネルギーを利用した加速装置のこ とで、JAXA などによる宇宙開発やアメリカ海軍による防衛技術開発の分野に おいて研究されている。今回製作したのはソレノイド（電磁石）を使い、電磁 誘導により磁性体を加速させるコイルガンと呼ばれるものである。高エネルギ ー化を目指したものと高効率化を目指したものの二つを製作した。 ◆電離箱 高校１年 東日本大震災以来、原子力発電や放射能については、ニュースの話題となら ない日はなく、自分自身も大きな関心を持っている。そうしたことから今回、 放射能の量を測定するこ