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平成25 年度 放射線障害防止法に基づく放射線管理実務講習会 開催記 神奈川県放射線管理士部会 （横浜市健康福祉局）西山 雄治 当日は台風27 号の接近に伴い開催が危ぶまれましたが、10 月24 日に開催決行を決定しました。幸いな ことに台風一過の晴天に恵まれ、多くのご参加をいただきましたことを冒頭に厚く御礼申し上げます。 神奈川県放射線管理士部会、神奈川放射線安全管理研究会、神奈川核医学研究会、神奈川県放射線治療技 術研究会が主催、（社）神奈川県放射線技師会、（社）日本放射線技術学会?関東部会、日本放射線公衆安全 学会、日本放射線治療専門放射線技師認定機構、日本核医学専門技師認定機構、（特）日本核医学技術学会 が後援する平成25 年度 放射線障害防止法に基づく放射線管理実務講習会を平成25 年 10 月27 日（日）に 日産ウェルフェア横浜「日産メディカル２階」（神奈川県横浜市）で開催致しました。 講習会会場風景 本講習会は、放射線障害防止法に基づいた内容で、1．「放 射線障害防止法と医療用直線加速装置の管理」、2．「管理帳 票（台帳）管理の事例検討」、3. 「リニアックにおける放射 線管理の実際」、4. 「放射線治療装置の実務 放射化物の廃 棄～当院の廃棄報告～」、5．「定期検査?施設検査の概要と 留意事項」、の5 部構成で10:30 から16:45 まで、熱心な 受講、本講習内容や日常の放射線管理業務に対する積極的 な質疑応答のある講習会となりました。 総合司会は、平木 仁史 氏（帝京大学医学部附属溝口 病院）、講習会開催にあたり、神奈川県放射線管理士部会 部会長 濱田 順爾 氏（横須賀共済病院）よりご挨拶を行い ました。 濱田氏、平木氏 1．「放射線障害防止法と医療用直線加速装置の管理」は、 佐藤 周之 氏 （国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 放 射線部）を講師に、放射線治療に関係する法令（①放射性 同位元素等による放射線障害の防止に関する法律＝放射線 障害防止法、②医療法、③薬事法、④労働安全衛生法、⑤ 国家公務員法、⑥核原料物質?核燃料物質及び原子炉の規 制に関する法律）を冒頭に触れたのち、放射線障害防止法 を中心に、日常必要な放射線管理実務の基礎的事項ついて、 丁寧でわかりやすい講義でした。 まとめとして、①日々の管理が重要、②法令は頻繁に改 正、③法令の定期的な確認が必要（講習会?法令集等）、 ④定期的に記帳内容を確認、⑤法令を把握し管理を適切に 実施、を述べられました。会場より2 つ質問を受けました。 講義1. 佐藤氏 2．「管理帳票（台帳）管理の事例検討」は、佐伯 寿夫 氏（帝京大学医学部附属溝口病院 中央放射線部） を講師に、～医療監視?定期確認に対応する一手間～ サブタイトルのように、管理帳票（台帳）調査対象の ①定期確認、②医療監視、③厚生局適時調査について 帝京大学医学部附属溝口病院で実際行っている管理や 工夫、また他施設において指摘された例について講義 がありました。会場より1 つ質問を受けました。 講義2. 佐伯氏 3．「リニアックにおける放射線管理の実際」は、 岩井 譜憲 氏（昭和大学大学院保健医療学研究科） を講師に、定期確認時に必要な書類等（①許可証、 ②予防規定、③業務従事者名簿、④健康診断記録、 ⑤教育訓練記録、⑥被ばく線量管理記録、⑦放射 線発生装置使用記録、⑧漏洩線量測定記録、⑨自 主点検記録）の、整備されている例が示されました。 会場より3 つ質問を受けました。 講義3. 岩井氏 4．「放射線治療装置の実務 放射化物の廃棄～当院の 廃棄報告～」は、松本 好正