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重要生態系監視地域モニタリング推進事業（モニタリングサイト1000） モニタリングサイト1000 陸水域調査 湿原調査マニュアル 第4 版 （2013 年3 月） 環境省 自然環境局 生物多様性センター 特定非営利活動法人 日本国際湿地保全連合 目次 Ⅰ．事前資料収集 1 1．資料の収集 1 2．許認可申請 1 Ⅱ．植生調査 3 1．ライントランセクト調査 ＜必須項目＞ 3 1-1．調査の準備 3 1-2．調査 4 2．定点撮影調査 ＜選択項目＞ 8 3．その他の調査 ＜選択項目＞9 3-1．池塘の水生植物調査9 3-2．リモートセンシング調査9 Ⅲ．物理環境調査 10 1．地下水位 ＜必須項目＞ 10 2．気温および地温 ＜必須項目＞ 12 3．池塘の水温 ＜選択項目＞ 14 4 ．水質 ＜選択項目＞ 15 Ⅳ．動物調査 ＜選択項目＞ 17 1．大型動物（脊椎動物） 17 2．水生昆虫 17 Ⅰ．事前資料収集 1．資料の収集 調査に当たって、事前に次の基礎資料を用意する。 表1．基礎資料一覧 ? 資料 備考 □ 地図?地形図 国土地理院における最新の地形図を入手し、湿原周辺の地形及 （1/25,000） び水文環境を把握し調査地を選定する。 □ 航空写真 既存の最新の航空写真（解像度50 cm 以上）を入手し現況の景 観的な要素を把握する。 □ 植生図 自然環境保全基礎調査による縮尺1 / 50,000 の植生図が全国で、 縮尺 1 / 25,000 の植生図が一部の地域で整備されている。この 他、既往の調査や地方公共団体により湿原独自に植生図が作成 されている場合には入手する。入手した植生図からおおよその 植生を把握し、特に高層湿原と中間?低層湿原を区別する。コ ドラートの設置予定場所をあらかじめ記入しておき実際の調査 地設置に役立てる。 □ 自然公園等の 調査サイトによっては、立入り、採取?捕獲、工作物の設置等 保護地域図及 について許可が必要な自然公園法に基づく特別保護地区や特別 び森林計画図 地域内、森林法に基づく保安林内等に位置する場合がある。事 前にこれら法規制の有無を確認するため、環境省、林野庁、文 化庁、国土交通省、各地方公共団体等の行政機関から、自然公 園等の保護地域図及び森林計画図を入手する。 □ 都市計画図等 各市町村が作成している約 1 / 1,000 の白地図を役所等で購入 し、詳細な地形、木道等の基礎資料とする。 □ 許認可申請に 調査地の位置図?景観写真（遠景および近景）、調査道具の大き 必要な資料 さや材質などの情報一覧、指定動植物リストなど □ レーザープロ すでに調べられているサイトについては入手する。 ファイラー □ 既存の文献 CiNii 論文検索サイトなどを活用して収集する。 2．許認可申請 調査にあたっては、各種の許認可申請手続きを事前に済ましておく。調査団体は、あらかじめ 自然公園法、文化財保護法、鳥獣保護