死体の方位と民族移动の方向.doc

硕士研究生学员试卷归档 姓 名 孙晶洁 类别 2013级 研究生 课程名称 日本文化 成绩 开设时间 2013至2014学年第1学期 试卷包括： 任课教师： 2014年1月3日 葬制の起源 (P81---97) 学院学部：外国語学院日本語学部 学生氏名：孫晶潔 学籍番号 電話番号：１５７７１３６８２３９ アドレス：１１４０５７７７６３@ 死体の方位と民族移動の方向 死者を葬る場合、民族によっては、一定の方向を必ずとる場合が少なくない。この問題について面白い研究を行ったのは、イギリスの民族学者ペリーである。彼は古代エジプトから太陽崇拝と巨石文化が世界中に広がったという、大胆な空想に走ったため、学界の信用を失った人であるが、それでもその点を割り引きすれば、彼の東南アジアに関する研究の中には、決して馬鹿にできない面白い考えも色々有る。その一つは、「インドネシアにおける死者の方位」という論文である。彼はアッサムとインドネシアの未開民族の死者の頭位と、家屋の方位、偶像の方位、死者の国の方位、祖先の国の方位の関係を調べてみた。前ページの表はそれを写した者である。死者は、座ったりあるいは立ったりして一定の方向を向いていることもあり、また、伸展位や屈位で葬られながら、一定の方向を向いていることもあり、さらに村の一定の方向、例えば村の南に葬られることもある。こういう死者の葬られる方向は、死者の国を、そして移動してきた故郷の方向を向いているのだ。 　セレベス島のマナッハサの住民は北からやってきたと称している。彼らは彼らの死者の国を北方と考えている。彼らは家屋を北から南の方向に建てる。そして彼らは、田の出作り小屋の東北隅に供犠所を設ける。チモール島のベル族地域では、家屋にはベランダが付いているが、それは死者の国の方向を向いていることや、最初の酋長たちがその妻を手に入れた場所の方向を向いていることが多い。この方位というものは、墓の方位とも一致している。アッサムのクキ?コム族コム群では、死者は村の南側に葬られる。死者の国は南方に有る。そして彼らは南から来たと信じている。このような一致いかに多いかは、表をごらんになればよく分ることと思う。ペリーの研究には入っていない台湾のアタイヤル族の場合についても、金子エリカ氏は、「あの世の方向と埋葬時の死体の面する、または死体の置き方の方向と移住の経路と深い関係が有る」とも、また「私の全台湾の埋葬研究によると、埋葬姿勢は変化しやすいが、埋葬姿勢の方向は不変である」といっている。 ペリーのインドネシアにおける死者の方位の研究のあとで、ロザリンド?モスは太平洋の島々でのこの関係を調べてみた。そしてそこでも死者の頭の方位、部族の観念と結びついていることを発見したのである。ラパヌイにおいて、ガンビア諸島において、ギルバート諸島において、また以前にはイースター島にいてもそうであった。パートル湾のワミラ族では死者の足が昔祖先のやってきた方向に置かれているという。ニュージーランドでは、北方にある霊魂の飛び込む場所はが、この方向を示しており、アドミラー諸島のマヌス島では死者は足を内陸に向けて葬られるが、それは内陸の山に死者を送るためであるという。 方位の不一致 こうしてみると、死者の埋葬の方向と、死者の国、故郷は東南アジアからオセアニアにかけて、かなり大幅に一致していることは明らかである。しかし、ここで問題が二つある。一つは、死者の方位と伝承上の故郷の方向が必ずしも一致しない例もいくつあることだ。こういう現象は色々な理由で起こることが考えられる。かつては死者の方位が移動の方向と一致していたとしても、死者の方位が制度化され、伝統となってしまった後に、その民族がさらに移動した場合、新しい住居地では、死者の方位は移動の方位とは一致しないで、伝統的な方向を守る場合もあるであろう。なた死者の方位は、移動の方位とは別の要因で決められている場合も、また死者の国の方向は特定で宗教的な表象で決められる場合もあろう。西方浄土の観念はその一例である。棚瀬氏は、モスがオセアニアの他界の方位を民族移動と強く結び付けていることについて、「もちろん移動が方位強化の一因たることは認められるが、西方方位に関してこれを強く考えすぎることに私は疑問を抱いている」と述べた。そして、棚瀬氏は「西方のあの世が常に沈む夕日と関係を有し」ているので、西方他界観が太陽神を尊信したトーテミズム文化、ことにトーテミズム文化農業文化という第二次の混合文化に起源が有ると考えた。この説のうち、トーテミズム農業文化元々というのは、シュミットの文化圏の体系を応用したものであるから、そのまま採用するわ