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(philosophia)ギリシャ タゴラス 愛智日 哲希求する.pdf

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平成16年度法哲学レジュメ 1 法概念論 Ⅰ 序論 一 はじめに 法哲学 様々な法現象に対する哲学的考察 哲学(philosophia)の語源 ギリシャ ピタゴラス 愛智 日 本 西 周 賢哲を希求する 二 法哲学に関する時代的視点を確認する 法哲学?法思想におけるエポックを画すると思われる時代区分について 西洋における法哲学「史」 1 ギリシャ時代 学問一般 代表的な(法)哲学者とその著作 プラトン: 『クリトン』、『テアテイトス』、『国家』『法律』 アリストテレス: 『ニコマコス倫理学』『政治学』『形而上学』 キーワード 徳 正義 共同体 2 中世 神学としてのスコラ哲学 特徴:アリストテレスを援用しての理性的な教義(ドグマ)学 代表的論者:教父トマス?アクィナス 『神学大全』 キーワード 共通善 徳 3 近代から現代まで ?近代形成および展開 諸科学の分化?独立 「科学」の基礎付けを求め始めた時代 存在論、認識論、倫理学 ?近代から現代へ ホッブス、ロック ルソー 社会契約論 カント ヘーゲル ドイツ(ヨーロッパ大陸系) ベンサム、ミル (オースティン) イギリス経験主義 キーワード 近代自然法論 自由主義 個人 国家 ?20世紀の理論ならびにポストモダン法学 ケルゼン、ハート、ドゥウォーキン、ラズ、現代正義論(ロールズ、ノージック、 サンデル etc) ネオ?リアリズム法学、ネオ?プラグマティズム法学、批判的法学運動(CLS) いわゆるポストモダン法学では近代以降の思想的立場(例えば法の中立性という確 信)を批判する考え方が続出する。 三 法とは何か?(What is law?) 古来から「法とは何か」という問題は問われ続けてきたし、現在も問われ続け ている。 → 一番基本的で、しかも一番難しい問題 まず「法とは何か(What is law ?)」という問題が、一体何故そんなに頭を悩ま 平成16年度法哲学レジュメ 2 せてきたのか。この問は、一体何を問うているのかを考えてみよう。 1 法を定義/より厳密でない表現 法を法たらしめている重要な基本的特質(本質)の識別 ?法については、様々な定義が存在してきた。 法は主権者の命令である。 J. オースティン(Austin 1790-1839) 強制を伴わない法は、燃えていない火である。 R. イェーリング (Jhering 1818-1892) 法は政治である。 批判的法学運動 ?法を定義するとは、どういうことか。 Xは法である。 Xは aである。真 Xは bである。真 法につき必要かつ十分条件であるab があれば、aとbが法の本質(上で言 う意味の)である。 2 法体系(system) 法全体の構造や機能を明らかにするために法を定義する。 ある社会(S)に法体系があるということは、どのようなことか。 A Sに法がある B Sに法を制定?改廃する機関がある C Sに侵害を認定する機関がある D Sに紛争を解決する機関がある E Sに(組織的に)強制する機関がある Aの条件は、常に必要条件である。 近代法は、A-E まで揃っているのが通例。 しかし?Sに法体系があるといえるためには、B~Eまですべての要件を充足する 必要があるのか。この問題は、法人類学の領域 例えば、ある島では、法(A)、法の侵害を認定する機関(C)、法を強制する機関(D)、 個人間の紛争を解決する機関(E)があるが、法を制定?改廃する機関(B)がない(単 純で静的社会では珍しくない)。Bの条件がなくても他の4つが揃っていれば、法体系は 存在するといえよう。少なくとも、B~Eのうちいずれか一つが欠けていたとしても、 Sには法体系が存在する。 3 法を他の社会規範(行動指針)から、区別するために法を定義する。 法以外の社会規範で、法と類似のもの: 道徳、因襲、社会的ルール、戒律、タ ブー、行動様式、流行、慣習、慣例、慣行、しきたり、習慣など-後述 特に法と道徳との違いが重要である。 平成16年度法哲学レジュメ 3 法概念論 Ⅱ 法規範の妥当根拠 ある法がその社会に妥当しているというのはどういうことか。 一 妥当の意味 a 事実的妥当(実効性) 行動的基準、心理的基準に照らして(行為指針) ある法が実効性を有していることが必要であ る。 b 規範的妥当(拘束力)― 義務的基準 心理的見方?行動的な見方ではなく、法が社会の構成員に拘

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