人11哲学A2単位前期14.pdfVIP

- 1 - 科目番号 授業科目名 単位数?学期 受講年次 授業区分 担当教員名 人 11 哲学Ａ ２単位 前期 1～4 講義 安次嶺 勲（非） ■授業概要とねらい 西洋思想が行き詰まりを呈している現在、西洋の諸思想家はその行き詰まりを打破せんと、東洋の思想に目を向け 始め、今や、東洋思想の研究は世界的に広がりつつある。 それに対して、特に明治時代以降、西洋思想を取り入れることに専念してきた東洋人としての我々は、自らの思想 をどれだけ理解しているのだろうか。 本講義では、東洋の思想を中心に、その思想的特質と倫理観について考察する。特に、インド哲学?仏教を思想史 的に概観し、東洋思想の可能性について検討する。 ■授業計画?方法 (１) イントロダクション (２) バラモンの思想（１） (３) バラモンの思想（２） (４) 自由思想運動（１） (５) 自由思想運動（２） (６) 原始仏教（１） (７) 原始仏教（２） (８) 中観派の思想 (９) 如来蔵思想 (10) 儒教（１） (11) 儒教（２） (12) 老荘思想 (13) 日本の思想（１） (14) 日本の思想（２） (15) 日本の思想（３） ■履修上の留意点（授業以外の学習方法を含む） 東洋思想史?哲学史関係の書籍を読んでおくことが望ましい。 ■成績評価の方法 日常の出席と講義終了後に提出していただくレポートの両方を評価の対象とする。 ■教科書?参考文献（作品）等 講義内で、適時、紹介する。 - 2 - 科目番号 授業科目名 単位数?学期 受講年次 授業区分 担当教員名 人 12 哲学Ｂ ２単位 後期 1～4 講義 大城 信哉（非） ■授業概要とねらい 哲学は日本に住む我々にとっても現代では無視できない有効な思考法だが、おもに西洋で発達してきたのも事実で ある。そこで本講義では、西洋哲学の問題の立て方の概略を学ぶとことで、我々自身の問題を考えるためのヒントと したい。学生諸賢の問題提起も取り入れたいので、受講者の積極的な参加を期待する。 ■授業計画?方法 ［授業の進め方］ 基本的には講義形式だが、こちらからも質問をするし、受講者にはぜひ積極的に発言してほしい。講義担当者と異 なる見解が出ることをおおいに歓迎するつもりである。 以下は講義の予定である。 (１) 哲学とはどういう考え方か。受講者との共通理解の構築。 (２) 世界観や人生観と哲学はどう違うか (３) 哲学史 1（古代ギリシア 哲学の黎明） (４) 哲学史 2（智恵とは何か ソクラテス） (５) 哲学史 3（理性によって知ること プラトン） (６) 哲学史 4（現実の多様性を知ること アリストテレス） (７) ここまでのまとめ あらためて哲学とはどういう考え方か この段階までに受講者から問題提起があったら、これ以降の回の講義ではそれを取り上げて考えたいと思っている。 もっともあるかないか判らないものをあてにするわけにもいかないので、以下には、受講者から特に問題提起はなか った場合の予定を記す。もし、以下に記した問題の方が興味深いと考える受講者がいたら、どの問題についてそう思 ったのかを教室で示してくれたら、それを優先的に取り上げることにする。 (８) 現代の問題 1（倫理について） (９) 現代の問題 2（知るということについて① 確実さのこと） (10) 現代の問題 3（知るということについて② 知ることと信じること） (11) 現代の問題 4（在るということについて① 世界とは何か） (12) 現代の問題 5（在るということについて② 「私」が「私」であること） (13) 哲学は役に立つか (14) 諸学との関係 (15) まとめ ■履修上の留意点（授業以外の学習方法を含む） 特になし。受講以前の知識の有無は問わない。 ■成績評価の方法 評価法は２本立てとする。どちらを選択しても良いが、前者の方が楽であろう。 １． 出席を良くし、講義に積極的に参加し、試験では判るかぎりのことを書く。この場合は受講態度の良さを試 験やレポートの出来不出来とは独立に評価対象とする。 ２．試験もしくはレポートが非常に良ければ、出席の不足は大学が認める範囲で許す。 ■教科書?参考文献（作品）等 なし。途中で必要となる知識は事典類で調べられる程度。 ■備考 いままでの経験から幾つか問題点に気づいたので、そ