センター試験化学攻略のポイント れに比べて，見直しのときは、気持ちは落.pdfVIP

- 1 - センター試験 化学 攻略のポイント １ 本番での心構え ① 時間配分に十分気をつけること 60 分で約 30 問と時間に余裕は無いが，終わ らない分量ではない。試験が始まったらすぐ に解くのではなく、まず全問に目を通す余裕 が欲しい。 大問が５つなら 1つ 12分を目安として解い ていこう。模試などで時間が足りない人は， 暗記系の無機，有機から解いていくと良い ぞ！ ② 1 つのミスで焦らない 各設問の配点は 1 点～4 点である。なので、 5つ間違えても最低で 80点にはなる。だから， わからない問題で悩むより、解ける問題をど んどん解いて確実に得点を重ねろ！できなく ても１問だ。気持ちを切り替えて平常心を保 て！ ③ マークミスは絶対許されない。 解答用紙へのマークは，最後にまとめて書 くのでは時間が無くなって書けなくなったり， ずれてマークするおそれがあるので，問題を 解くたびに書いていくこと。 ④ 問題文をよく読むこと ヒントは必ず問題文に書かれている。問題 文を整理するには図を書くのが一番だ！そし て分かったこと，気付いたことを図にどんど んメモしていこう。 ⑤ まず周期表を書こう 必ず元素の周期性に関係する問題が出る！ 周期表を目で見て確認していくことでケアレ スミスを防げるし，試験の緊張感も和らげら れるぞ。 ⑥ 迷ったときは初めの答えを選べ！ 最初に問題を解いたときは集中力も高い。 それに比べて，見直しのときは、気持ちは落 ち着いているので計算などの丁寧さは出るが， ひらめきは鈍くなる。見直しで迷ったら，初 めに選んだ答えを解答したほうが正解の確率 が高い???気がするな（笑） ２ 学習対策 ① 化学は暗記だ！ センター試験では，75%が知識問題で 25%が 計算問題。まずは覚えるべき事項をしっかり 覚えよう！Ag2O が褐色沈殿（2012）なんて覚 えるしかないでしょ！センター試験の結果を 分析すると， ?上位と中位の差→計算分野のでき ?中位と下位の差→知識分野のでき となっているよ。 選択肢の中にかなり細かな知識が含まれる。 知識問題は学習量に比例して力がつくので， 少しずつ計画的に繰り返し学習していこう。 ② 化学現象の理解を深める 理論分野（元素の構造，計算問題）を得意に するには，化学現象を正確に理解すること。 定義（例 酸の定義：酸とは水に溶けて H＋を 生じる物質）を覚えると理解が深まるぞ。 計算問題は７題前後出題される。公式にあて はめるだけの計算演習だけでなく，なぜその 式が成立するかを考えながら解くことが大切 だよ。僕はよく問題の図を描いて解いている よ。図を描けば数値が整理でき，何が起こっ ているかわかりやすいからね。 ③ 実験?観察を重視して学習する 実験器具の使い方や操作などに関する正し い知識を問う問題が出題されている。教科書 に示されている実験操作の図などは，ポイン トを明確にしておくこと。実際に実験に取り 組むことができる機会は限られているため， 模試や過去問で解いた問題を，教科書や資料 - 2 - 集で見直して，実験操作の意味や注意点を正 しく理解しておこう。 グラフの選択，グラフの読み取りなどの問 題は多くの受験生が苦手とする設問が増加し ているので，グラフ問題だけを集中して練習 するなど対策しよう。 ④ 過去問を解こう 過去のセンター試験で出題された問題と類 似した問題も出題されるので，センター試験 の一番の対策は過去問を解くこと。 ただ，新課程のセンター試験は範囲が広が っているので，過去問だけでは不十分ですが， やはり良問ぞろいなので，1年分でも解いてお こう！足りないのは，『結晶』『気体』『溶液』 『反応速度』『平衡』『高分子化合物』なので， 補っていけば良いです。 ⑤ 答え合わせには時間をかけること 過去問を解いて，答え合わせをするだけで なく，解説もしっかり読むこと。用語などは， 解説だけでなく，教科書でちゃんと確認する こと。正誤問題などで，選ばなかった設問の 内容も，違う問題では解答となることがある ので，確実に理解しよう。一問からトコトン 吸収しよう！ 合い言葉は『覚える?調べる?考える』だよ！ ３ 設問ごとの特徴 物質の構成 教科書にある基礎的知識を定着させれば， 得点できる。またこの分野は，化学全範囲の 基礎となっているので，正確に理解すること。 身のまわりの事柄などを扱う問題は例年取り 上げられている。日常生活における化学現象 に関心をもち，科学的な見方ができるよう普 段から心がけておこう。 物質量や反応の