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Ｑ１：校内研修を進めるに当たっての留意点は？ Ａ： 留意点は、次のように整理してとらえることができる。 ①学校の当面する課題の解決に資するとともに、教職員の資質の向上に生きる校内研修となるよう 留意する。 ②学校経営の中核に校内研修が位置付けられ、計画的にその充実が図られるようにする。 ③個性や特色ある学校づくりの推進に機能する校内研修となるような適切な研究主題を設定する。 ④学校の全教職員が共同して研究を進めることにより、各学校の教育課題と取組の方向について確 かな共通認識が得られ、そのことを通じて全校の教育活動の活性化を促すような研修となるよう 配慮する。 ⑤学校全体の時間的なゆとりの確保に努め、教職員がそれぞれに創意を生かして研究を深め、その 成果を交流するための評価、話し合いなどの時間が十分とられるように配慮する。 ⑥日々の実践に生きるよう、授業研究・実践研究を中心に置きながら、調査研究・文献研究・事例 研究などの多様な研究が効果的に進められるよう留意する。 Ｑ２：機能的な組織づくりは？ Ａ： 校内研修の組織ができていても、役割分担が形式的であったり、その役割に具体的な目標がな かったりした場合は、研修成果はあがらない。 研究内容を踏まえて、全教職員で任務を分担し、組織として適切に機能することが大切である。 そして、全体の協働を円滑に進めるためには、教職員それぞれの果たすべき役割と、相互の関係 を明らかにしておくことが大切である。 （例）≪研究主題≫ 確かな学力を育む指導方法の工夫・改善 自ら学ぶ生徒の育成 サブテーマ 研修部は、校内研修の推進・ 校長・教頭 各研究部の進捗管理、教務部は 教育課程の管理を行う。 研修部 教務部 （研修推進） （教育課程） 研究授業を中心とした研究協議 の場。また研究部の具体的な成果を 全 体 協 議 会 この協議会で全体のものとする。 研究部 この研究部の進捗管理の 総合学習研究部 タイム研究部 少人数研究部 選択研究部 ための目標設定や年間計画 総合的な学習 スキルアッ 習熟度別指 選択教科の の作成が最も重要である。 の時間の在り方 プタイムの在 導等の指導方 指導内容や方 この例の場合、各研究部 の工夫改善から り方や指導方 法の工夫改善 法の工夫改善 は、ほぼ同程度の役割や事 研究主題にせま 法（特設時間） から研究主題 から研究主題 務量を持っているため、学 る。 等の工夫改善 にせまる。 にせまる。 年部を解体し、人数を均等 から研究主題 割りして構成している。 にせまる。 個人レベルの目標 教員一人一人が主体的に目標を設定する 1 小規模校においては、研究部のような組織を作ることは難しいが、個々の教職員が明確な目標 と役割を持って全体協議に参加したり、研究主題にかかわる個人目標を設定して、主題と自らの 役割を明確にしたりするなど、学校規模に応じた組織づくりを工夫する必要がある。 ※隣接