洋服の青山とAOKIの競争戦略.pptVIP

AOKIは新しい試みとして、女性用商品に力を入れています。 ２００８年度の男女別来店回数は男性が年平均１．２８回に対して女性は年平均１．４５回という★結果で女性が男性を上回っていました。（紳士服業界の中でAOKIが初めて女性のリクルートスーツを販売しました。） 女性はスーツを百貨店で購入する人が多かったのですが、価格が高価だったことがネックでした。その一方で★AOKIは百貨店と同じ品質のスーツがお手ごろな価格で購入できることが女性が集まる理由として挙げられます。★ AOKIでは、目につきやすい入り口付近に女性専用コーナーを設置したり、店内を見渡して気に入ったものがあれば買うという★女性の消費行動に合わせ、レディーススーツの関連商品の品揃えを強化したりしました。★それらの取り組みの結果、女性客は増え続けています。★ * 近年紳士服業界では、紳士服の単価が下落傾向にあったので、売上が伸び悩んでいました。 そこで両社は売上減に歯止めをかけるために、女性の顧客を拡大することに力を入れ始めたのだと思います。 青山は、★AOKIよりも女性の顧客獲得に遅れをとっています。その１番の原因は入店しづらいというイメージがある為です。そこで、青山はガールズコレクションなどに積極的に参加し、認知度向上を図りそのイメージを一新しようとしています。 AOKIは、★青山と比べて女性の顧客獲得が順調に推移しているので、さらなる市場の拡大を目指す為にレディース商品の品揃えを強化しています。 * 　今回この２社を調べた結果、両者が別々のこだわりを持っていることがわかりました。青山は高級感でAOKIはファッション性です。★現状としては青山とAOKIの売上高は約２倍の差があります。その理由として、AOKIは青山よりも店舗が少ないことから、店舗数の差があります。もう一つ考えられるのは、青山は郊外型紳士服小売り店舗として日本で初めて展開されたことが考えられます。 このことから、★現在の顧客がスーツの老舗といえば青山であるという認知度の違いが、売上高の差に結びついていると考えられます。★ * 青山は高品質を実現し、現在紳士服業界で１位に君臨しています。今後この１位を守り続けるにはAOKIのこだわりである★ファッション性を追求することが課題だと思います。アパレル業界１位のユニクロがカジュアルで高品質とスタイリッシュを追及して成功したことからも伺えます。★ AOKIは★店舗展開をしていない地域にも出店して店舗数を増やすべきだと思います。その出店戦略として、既存の青山の店舗の近辺に出店することが望ましいと思います。青山の店舗の近辺に出店することで、隣接するAOKIは青山の顧客にとって比較対象になり、確実な来客が見込めます。AOKIのこだわりであるファッション性を活かし、顧客に斬新な印象を与えることができると思います。 ★昨今ではスーツを着て働く女性が増えてきていることもあり、売上減に歯止めをかけるため、両社ともレディース層を本格的に顧客として取り入れ始めました。女性は、ファッション性を重視して着るものを選ぶ場合が多いためいるためです。今後はAOKIが女性の顧客を武器に青山との売上の差を縮めていく事が見込まれます。そうなる事で青山も新たな戦略を打ち出さざるを得なくなります。この競争の連鎖が続けば紳士服業界の市場は活性化され、★スーツがもっと人々にとって身近に感じられるようになっていく事が考えられます。 * 参考文献はこのようになっています。 以上で大東文化大学4班の発表を終わりにします。 ご清聴ありがとうございました。 * 洋服の青山とＡＯＫＩの競争戦略 紳士服業界 大東文化大学　４班 笹崎　郁 森満　俊 宮崎　淳詞 目次 研究動機 企業概要 紳士服業界の現状 紳士服業界の歴史 両社の特徴 商品戦略 新しい試み 考察?展望 参考文献 研究動機 教科書の第５章を読み、競争戦略に着目して研究したいと思った 班員から「スーツを買いに行った際に、青山とAOKIどちらで買えば良いのか迷ってしまった」という意見があがった 業界１位と２位であり、名前や店舗の見た目が似ている青山とＡＯＫＩを比較した 企業概要 企業名 青山商事株式会社 ＡＯＫＩホールディングス 本社 広島県福山市王子町1－3－5 東京都港区青山3－5－30 設立 1964年5月6日 1976年8月21日 事業内容 各種衣料品の企画?販売に関する事業 グループ会社の経営管理、並びにそれに付帯する業務 代表者 青山　理 青木　擴憲 売上高 単体1,682億3700万円　 連結2,065億9400万円 単体　872億8300万円　　 連結1,320億5200万円 社員数 単体3,682人　 連結4,366人 単体1