製品の付着物、配管スケール、水中の浮遊物、など異.PDFVIP

The Knights Proposal Ｎo．P-00099-1 ■ 発行／2012.3.26 製品の付着物、配管スケール、水中の浮遊物、など・・異物調査でお悩み事はありませんか？ 蛍光 X 線による材料・異物の定性分析 当社では、異物等の成分について、蛍光 X線による定性分析が行えます。 ≪蛍光Ｘ線定性分析について≫ 一般的なエネルギー分散型蛍光 X 線分析装置(EDX)では、以下の周期律表中の 81 元素を測定する ことができます(Rh を除くNa～U)。 当社で使用している日本電子㈱製JSX-3400R も同範囲の測定が可能です。 〔元素周期律表〕 1族 2族 3族 4族 5族 6族 7族 8族 9族 10族 11族 12族 13族 14族 15族 16族 17族 18族 蛍光 X 線分析装置 H He Li Be 測定可能 測定不可能 B C N O F Ne Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca Sc Ti V Cr Mn Fe Co Ni Cu Zn Ga Ge As Se Br Kr Rb Sr Y Zr Nb Mo Tc Ru Rh Pd Ag Cd In Sn Sb Te I Xe Cs Ba L Hf Ta W Re Os Ir Pt Au Hg Tl Pb Bi Po At Rn Fr Ra A スペクトル L La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Lu A Ac Th Pa U Np Pu Am Cm Bk Cf Es Fm Md No Lr 蛍光Ｘ線定性分析とは・・ 検出可能な含有元素のおおよその濃度（定量下限値 0.1% = 1000ppm）を 推定するものです。半定量値は FP 法※１によって算出されるため、実際の組成とは若干異なる場合もあります。 ※１ ファンダメンタルパラメーター法：検出可能な元素のうち、検出した元素の定量値の合計を 100%とする理論計算法 蛍光Ｘ線定性分析法では・・ 有機物分の定性は行えないため、試料が十分にある場合、600℃で有機物 分を燃焼させ、試料中の有機物の量を推測した後、残渣（＝無機成分）を用いて測定を行うことが できます。試料量などご相談ください。なお、直接有機成分の定性を行う場合には、フーリエ変換型 赤外分光計(FT-IR)を用います。この分析も当社で行うことが可能です。ご相談ください。 ＜表１.異物分析検出事例＞ 採取場所 異物の色 主な検出元素 考えられる要因 ボイラー、冷却装置 白褐色 カルシウム、ケイ素、鉄 ボイラー管内のカルシウムスケール 浴槽内給水口 黒茶色