福岡市下水道経営計画2016.PDFVIP

福岡市下水道経営計画２０１６ （平成２５年度～平成２８年度） 平成２５年６月 道 路 下 水 道 局 目 次 策定にあたって Ⅰ 「福岡市下水道経営計画２０１６」の策定にあたって １ Ⅱ 「福岡市下水道ビジョン２０１８」について ２ Ⅲ 「福岡市下水道経営計画２０１２」について（平成 21 年度～平成 24 年度） １ 下水道整備計画（平成 21 年度～平成 24 年度） ３ ２ 財政収支計画（平成 21 年度～平成 24 年度） ４ ３ 経営計画２０１２の成果指標 ６ 「福岡市下水道経営計画２０１６」 Ⅰ 経営の基本的な考え方 １ 経営理念 ８ ２ 経営方針 ８ ３ 事業方針 ８ Ⅱ 下水道整備計画２０１６（平成 25 年度～平成 28 年度） １ 整備内容 １０ ２ 整備目標 １１ ３ 主な整備箇所 １２ ４ 年度別内訳 １ ３ Ⅲ 下水道事業財政収支計画（平成 25 年度～平成 28 年度） １ 地方公営企業会計制度の見直しについて １４ ２ 財政収支の見通し １５ ３ 健全な財政運営 １６ ４ 世帯数・有収水量の推移及び見込み １８ ５ 階層別有収水量の内訳 ２０ ６ 財政収支計画 ２２ ７ 再生水利用下水道事業 ２４ ８ 元利償還金及び企業債残高の推移見込み ２５ Ⅳ 経営基盤の強化 １ 経費節減 ２６ ２ 効率的な執行体制 ２６ ３ 収入の確保等 ２６ ４ 人材育成 ２７ ５ 市民への説明責任 ２７ ６ 成果指標等 ２ ８ 策定にあたって Ⅰ 「福岡市下水道経営計画２０１６」の策定にあたって 本市の下水道は、昭和５年に博多・千代部の整備に着手して以来、水洗化の普及に取 り組んできた結果、公共下水道の人口普及率は 99.6％と、ほぼ概成するに至りました。 また、浸水被害への対策も一定程度進むなど、市民生活にとって欠かせない施設となっ ています。 一方、経営面においては、昭和 61 年度より公営企業会計を導入したものの、長らく 一般会計からの補助金により単年度損失を補てんするという状況が続いていましたが、 定期的な使用料改定で段階的に汚水処理費の回収率の引き上げを行い、平成 17 年度の 使用料改定により平成 18 年度から損益収支における独立採算を実現しました。 さらに下水道事業をとりまく環境に目を移すと、福岡市では今しばらく人口増加が続 くと予想されるものの全国的には人口減少社会が到来し、従来のような下水道使用料の 伸びが期待できなくなっていること、これまで整備されてきた膨大な下水道施設の老朽 化が進行し、莫大な更新費用に対する財源問題が認識されてきていること、地震やゲリ ラ豪雨などの災害時においても機能を保持する下水道施設が求められること、温暖化に 代表される地球環境の変動に対し、循環型社会の構築など下水道が果たすべき役割が大 きくなっていることなど、経営環境や下水道に求められる役割が大きく変化し、多様化 しています。 このような内外にわたる転換期にあたり、本市下水道事業では、平成 21 年度か