中小企业総合事业団.PDF

繊維製品に関する消費者行動分析調査報告書 平成１４年度 中小企業総合事業団 繊維ファッション情報センター はじめに 中小企業総合事業団繊維ファッション情報センターでは、情報調査事業にて繊維ファッション産 業の活性化に資するための調査、分析、提供等を実施しております。 同事業は、平成14年度事業として、①繊維製品に関する消費者行動分析調査②繊維産業グロ ーバル展開調査研究分析③繊維産地シーズ調査研究分析④全国繊維産地概況調査の各4テー マについて調査研究を実施いたしました。 本報告書は上記4テーマのうち、「繊維製品に関する消費者行動分析調査」について､WGを設 置して検討したものです。 WG委員名 所属 役職 〇富澤 修身 大阪市立大学大学院経営学研究科 教授 小久保昭延 第一メリヤス株式会社 代表取締役 鈴木 淳 ユニバーサルファッション協会 副理事長 三吉満智子 文化女子大学 教授 服装学部長 木田 政利 ヒロタ株式会社 東京支店長 青山理恵子 社団法人日本消費者生活ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰ・ｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ協会理事 〇座長 日本の繊維業界は様々な課題に直面しています。近年の長引く景気低迷に加え、国内のデフ レ傾向の加速や低価格商品の浸透、それに伴う消費者の低価格志向等様々な要因が相俟って、 国内の繊維製品（衣料品）市場の規模は縮小を続けています。また、中国を主とする東南アジアか らの安価な繊維製品の輸入増加等により、国内市場において価格等の面で競争が激化していま す。このような現状において、繊維産業を国内で再び活性化するためには、「消費者の価値･意 識」という視点で消費者のニーズを把握する必要があると考えられます。 本報告書は、日本の消費者が､日本製衣料品、中国製衣料品などの価格・品質・デザイン等に ついてどのように評価し、また衣料品を購入する際にどのような要素が大きく影響を及ぼしているの かといった購買行動を、16才～70才代の消費者計２１１０名の方々にご回答をいただき集計、分析 したものです。 繊維産業に携わる皆様におかれましては、消費者ニーズに沿った繊維製品とは何かを探る製 品開発にご活用下されば幸いです。 平成15年3月 中小企業総合事業団 ＜目次＞ １．日本人の繊維製品消費構造 （１）国内景気の ①輸出・生産調整面に見る 1 （２）国内家計消費活動の 5 （３）変化する ２．国内生産と繊維貿易 （１）日本の繊維産業の 11 （２）日本の （３）日本の繊維産業市場に 14 （４）日中間におけ ３．繊維製品（衣料品）に対する消費者意識分析（インターネットアンケート調査結果）21 ３-１．アンケー （１）アンケ （３）回答者における 22 ３-２．