日本泌尿器科学会甲信越合同学术大会.PDFVIP

日本泌尿器科学会甲信越合同学術大会 （第 186 回信州地方会・第 92 回山梨地方会・第 378 回新潟地方会） 《プログラム ・ 抄録集》 日時：平成28年6月11日（土）午後14時00分 会 場 ：パストラル長岡 5 長岡市今朝白2丁目 7番2 TEL 0258-35-1305 参加費：3,000円 ※ 参加受付は、 13 時 15 分～ ※ PC 受付は、 13 時 30 分～ ※ 口演時間は、 l題7分。 討論3 分 （発表は PC のみです） 日本泌尿器科学会会員証を必ずご持参下さい。 951-8510 新潟市中央区旭町通lの757 新潟大学医学部泌尿器科学教室内 日本泌尿器科学会新潟地方会 TEL : 025 (227) 2289/FAX : 025 (227) 0784 会長 冨田 善彦 14：00～14:05 開会の挨拶 14：05～14：55 座長澤田智史（山梨大学） l.選択的動脈塞栓術にて機能を温存し得た非虚血性(High-flowtype)持続勃起症の1例 新潟大学医歯学総合病院泌尿器科!)、新潟大学医歯学総合病院放射線科2） 渡邉和博!)、瀧澤逸大‘)、丸山亮｣)、笠原隆1)、原昇l)、高野徹2)、冨田善彦!） 持続勃起症は虚血性(静脈性:Low-flowtype)と非虚血性(動脈性:High-flowtype)に分類さ れ､治療法が異なる。非虚血性持続勃起症の1例を経験したので報告する｡症例は19歳男性、 スキー中転倒し、外陰部を叩打、持続勃起状態となり関連施設を経て当科を受診した。海綿 体血液ガス分析と造影CTにて非虚血性と診断され経過観察されるも改善なく、選択的動脈塞 栓術を施行された。責任動脈の一部の塞栓ができなかったが、術後1病日より症状改善、術 後8週で消失し、性機能も受傷前と同等であった。 2．後腹膜滑膜肉腫術後再発に対しAI療法が奏効した1例 信州大学 松高淳、齊藤徹一、道面尚久、皆川倫範、小川輝之、石塚修 症例は42歳男性。2014年12月にCTにて巨大左腎腫瘍を認め、左腎摘出術を施行した。標 本は1.8Kg、術後組織診断で後腹膜滑膜肉腫と診断された。2015年3月にCTにて局所再発を 認めた。局所再発から脾臓浸潤を来たし、脾臓出血を発症したため、経皮的脾動脈塞栓術を 施行した。状態改善後AI療法7コースを施行し、奏功を得た。PET検査でも再発所見を認め なかった。集学的治療が奏効した症例を経験したので、文献的考察を加え報告する。 3．腎原発神経内分泌腫瘍の一例 山梨大学 三竹結、山岸敬、大竹裕子、神家満学、三井貴彦、座光寺秀典、武田正之 症例は43歳、女性。検診超音波検査で左腎腫瘍が疑われ、近医を受診した。腹部CTにて左 腎襄胞壁に造影効果のある腫瘤を認め当科へ紹介された。当科ではBosniakⅣの腎襄胞性腫 瘤と診断し、ミニマム創左腎摘除術を施行した。病理学的にsynaptophysin陽性、CD56陽性 細胞を認め、Neuroendocrinetumorと診断した。胸腹部CT、上・下部消化管内視鏡検査で原 ■ 発巣を認めず、腫瘍は腎原発と判断した。今回、比較的まれな腎原発神経内分泌腫瘍の一例 を経験したため文献的考察を加え報告する。 4．リンパ節転移から下大静脈内腫瘍塞栓を認めた腎癌のl例 信州大学 加賀美慧帆、皆川倫範、中沢昌樹、松高淳、齊藤徹－、鈴木都史郎、道面尚久 66歳男