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* * <甲教協音楽部会資料> これから目指す授業づくり ~音楽教育の現状と今後の展望について~ 山梨県総合教育センター 薬袋 貴 2007,2,13 今,音楽科が抱える課題 音楽科ではどんな力を付けるのか???。 音楽科は本当に必要か???。 音楽科がなくなる???。 「生きる力」「確かな学力」(文部科学省HPより) 学習指導要領の変遷 ~これまでの学習指導要領を振り返って~ 昭和22年 昭和26年 昭和33年 昭和43年 昭和52年 平成元年 平成10年(現在) 現行の指導要領の改訂までの6回の変遷の中で見えてくるものは何か? *アンケートによる分析 *音楽之友社雑誌「教育音楽」 小学校版からの分析 アンケートによる分析 46の項目からなる質問(分類) ?音楽に関する基礎的能力について 読譜や旋律の認知?聞えた音楽への反応?和声感など ?経験した音楽科の授業や諸活動などについて 音楽経験の印象や授業の楽しさ?教師からの影響など ?音楽科教育に対する意識について 音楽科の重要性や子どもへの希望など ?現在の日常生活での音楽経験について 生活の中での音楽愛好?音楽の好み?音楽愛好の意志など 17歳から60歳までの男女502名からなる(1998年調査) アンケート分析から見えてきたこと Ⅰ 1.昭和43年世代は、他の世代より優れてい る点が多いが、経験した音楽活動について はよい印象をもっていない。 2.昭和52年世代の「ゆとり教育」以降、音楽 的能力は低下の傾向にある。 3.平成元年世代においては音楽科教育の 様々な研究が進んでいる中で、音楽的能 力は戦後全体の中で下位を示している。 43世代?52世代?元年世代の比較 音楽教育雑誌『教育音楽』(音楽之友社)から 心情面??????????20% 態度?????????????5% 音楽能力????????32% 感得させたい力???18% 感性に関する?????12% 授業論???????????13% 心情面??????????46% 態度????????????33% 音楽能力??????????6% 感得させたい力????0% 感性に関する??????2% 授業論??????????13% 心情面??????????32% 態度????????????33% 音楽能力??????????3% 感得させたい力????3% 感性に関する????16% 授業論??????????13% 43年世代 52年世代 元年世代 各年代ごとの音楽教育研究会での研究テーマを集計し、文言をキーワードとしてカテゴリー化 アンケート分析から見えてきたこと Ⅱ ?52年以降は心情面や態度に関する研究に偏重し,「音楽性の基礎を培う」目標が軽視されていた。 ?平成元年からは,授業実践の題材は「音楽づくり」「音づくり」に関するものがほとんどである。公開研究会では「つくって表現する」授業が多く見られた。 現行の学習指導要領は? ?学習指導要領の音楽科目標を忠実に具現化して,実践や研究が行われてきた。 現行の学習指導要領の目標 『表現及び鑑賞の活動を通して,音楽を愛好する心と音楽に対する感性を育てるとともに,音楽活動の基礎的な能力を培い,豊かな情操を養う。』(中学校は準ずる) ☆子どもたちに,直接的に学習課題を通して身に付けられる力 3つのキーワード 「音楽を愛好する心(心情)」 「音楽に対する感性」 「音楽活動の基礎的な能力」 ☆ 音楽科における確かな学力 「音楽活動の基礎的な能力」を 身に付けることが重要 音楽科で子どもたちが身に付ける力の分析 小,中学校9年間を見通した音楽科教育を目指し,学習指導要領の内容を関連させるキーワードを抽出しカテゴリー化」をする。 (音楽鑑賞教育振興会(おんかん)/『音楽科では何を指導しているのか』) 音楽科で子どもが身に付ける力 音楽科では何を指導しているのか(音楽鑑賞教育振興会発行) 感性?情意的な側面 音楽的な要素の側面 技能的な側面 文化理解的な側面 曲想?イメージ リズム?旋律?音の重なり、 和声?音色(楽器?声)?強 弱?速度?構成や形式 聴唱、聴奏?視唱、視奏? 発声(発音?呼吸を含む) 楽器の奏法?合わせる? 創作の記録 声と楽器?総合的な芸術? 我が国の音楽?世界の諸 民族の音楽 (例) 曲想を感じ取って表現を工夫し
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