细菌の含硫,含 セレンアミノ酸代谢关连酵素の 新 しい机能と应用 - j-stage.pdf

1591 総 説 •k Nippon Nogeikagaku Kaishi Vol. 63, No. 10, pp. 1591•`1597, 1989•l 細菌の含硫,含 セレンアミノ酸代謝関連酵素の 新しい機能と応用† (1989年 度農芸化学奨励賞受賞) 江 崎 信 芳 (京都大学化学研究所) 含硫化合物は一般に反応性が高く,と くに含硫アミノ 気条件下 とツンベルク管中窒素雰囲 気下にてメチオニン 酸は微生物においてユニークな酵素反応に関与してい る.一 方,硫 黄と同族のセレンは,細 菌や哺乳類の必須 微量元素であり,含 セレン化合物はきわめて特徴的な生 理活性を示す.筆 者らは,化 学的性質の酷似するこれら 2元 素の生体内反応性を対比しながら,細 菌における含 下 にてもL-メ チオニンを脱ア ミノすることが明らかに 硫,含 セレンアミノ酸代謝関連酵素の機能や構造,お よ なった(3).筆 者らはこれらの菌株のなかでもっとも活性 び反応機構を明らかにするとともに,こ れら諸酵素の新 しい応用面を開発した. 化 し,酵 素化学的諸性質を明らかに した(4). 本酵素の分子量 は約173000,同 一のサブユニット4 I. 細菌のL-メ チオニンγ-リアーゼ 個から構成され,各 サブユニ ッ トにピリドキサルリン酸 1. 分布と酵素化学的性質 1モ ルが酵素タンパク質の リジン残基とのシッフ塩基を メチオニンからのメタンチオールの生成については2 介 して結合している.こ の酵素によってメチオニ ン以外 つの経路がある.そ のひとつはメチオニンがまず酸化的 の種々のホモシステインおよびシステイン誘導体も分解 に脱アミノされ,次 いで脱チオメチルされる経路であ を受けて,そ れぞれ α-ケ ト酪酸お よび ピルビン酸を生 る.も うひとつはメチオニンが同時に脱アミノおよび脱 成するとともに,ア ンモニアならびに チオールを生 じ チオメチルを受けてメタンチオールを生成する経路であ る.つ まり,本 酵素はL型 含硫ア ミノ酸の α,γ-脱離 だ る.後 者の経路は1938年 にOnitake(1)に よってE. けでなく,α,β-脱 離をも触媒する. coliな らびにProteus vulgarisの 乾燥菌体を用いた研究 2.置 換反応 で初めて指摘されえ.そ の後,メ チオニンからメタンチ 本酵素は反応系にエタンチオールなどのチオールが存 オール,ア ンモニアおよび α-ケト酪酸の生成する反応 在すると,(1)式 のように γ-置換を触媒 してエチオニ を触媒する酵素が メチオニナーゼ(L-メ チオニンγ-リ ンを合成する . CH3SCH2CH2CHCOOH+CH3CH2SH•¨ アーゼ(EC4.4.1.11))と 命名されえ(2).本酵素は土壌