社団法人日本海事検定协会安安安全全全技技技.PDFVIP

□ はじめに 1979 年に初めてIMDG コード（国際海上危険物規程）第13 回改正までの一部が「危険物船舶運送及び貯蔵 規則（危規則）」及び「船舶による危険物の運送基準等を定める告示（告示）」に採り入れられて以来、同コー ドの十数回にわたる改正が順次危規則に採り入れられています。今回はIMDG コード第30 回改正に基づき 危規則が改正されます。 IMDG コード第30 回改正の主題は、海・陸・空の危険物輸送モデル規則である「危険物の輸送に関する国連 勧告第11版」の内容を採り入れるばかりでなくその構成及び様式についても全面的に国連勧告との整合を 図ることでした。このIMDG コード第30 回改正の主旨に合わせ、危規則においても省令及び告示の規定が一 部改正されるとともに、各告示別表が大幅に改正されますので主な改正点について下記のとおりお知らせし ます。 なお、危規則の一部を改正する省令（国土交通省令第141号）は、平成13 年11月30 日付官報* （第3253 号）で、告示の一部を改正する告示（国土交通省告示第1758 号）は、平成13 年12 月13 日付官報（号外第 266 号）にて既に公布されています。 * 官報については、官報販売所一覧ホームページ： -book.or.jp/hanbai/index.htmlをご参照願います。 □ 主な改正点 ○ 等級（クラス番号）の導入（危規則第3 条関係） ○ 危険物コンテナへの国連番号表示方法一部改正（危規則第22 条の6 関係） ○ 正標札・副標札の様式統一（告示第5 条第１号様式関係） ○ 各告示別表の全面的改正（告示別表第1から別表第17 までの編成替え） ○ 危険物リスト：告示別表第1へのとりまとめ ○ 包装方法（Packing Instruction 方式）の導入（告示別表第1関係） ○ 少量危険物規定の一部改正（告示別表第1関係） 記 １．等級（クラス番号）の導入（危規則第3 条関係） （分類等） 新規則第 3 条 4 この規則において、危険物の国連番号、等級、隔離区分及び容器等級はそれぞれ、品名ごとに告示で 定めるものとする。 （項目等） 新告示第 3 条 3 規則第 3 条第 4 項の告示で定めるものは、それぞれ、別表第一の国連番号、等級、隔離区分及び容 器等級の欄に掲げるものとする。 （改正点の説明） SOLAS 条約第Ⅶ章第2 規則及びIMDG コードで規定されている危険物の分類を表すクラス番号が、従来 の分類・項目（火薬類、高圧ガス、腐しよく性物質等）とは別に「等級」として規定されます。 等級と各分類・項目の一覧表 等級 各分類又は項目の名称（和/英） 等級1.1～1.6 火薬類 Explosives 等級2.1 引火性高圧ガス Flammable gases 等級2.2 非引火性非毒性高圧ガス No