家畜卫生だより - 北海道留萌振兴局.pdf

第136号 平成29 年5 月 留萌家畜保健衛生所 〒098－3217 天塩郡幌延町元町6 番地5 留萌家畜衛生だより 電 話 ：01632-5-1226 F A X ：01632-5-1165 （ホームページ）http://www.rumoi.pref.hokkaido.lg.jp/ds/khe/rukahotop.htm １．高病原性鳥インフルエンザについて ６．ＢＳＥ検査室より も ２．海外での口蹄疫発生状況 ７．平成２９年度 各種使用料・手数料について く ３．平成２９年度 予防事業実施計画 ８．監視伝染病の発生状況（留萌、道内） じ ４．抗菌性物質残留事故発生状況 ９．転入者のご挨拶 ５．平成２９年度 牛のヨーネ病検査日程 １０．職員体制と緊急連絡先 １．高病原性鳥インフルエンザについて わが国では平成26年に家きん農場で５例の発生が見られてから、その後しばらく発生はあ りませんでしたが、平成28年11月から平成29 年３月にかけて、９道県12戸の農場で高病原 性鳥インフルエンザが確認されています（全てH5N6 亜型）。各農場での防疫措置は終了しまし たが、合計で約166.7 万羽の鶏・あひるが殺処分されました。 依然として、中国・韓国や東南アジア等の近隣諸国でも発生が続いていることや、国内の野 鳥からの鳥インフルエンザウイルスの分離状況から見ると、本ウイルスの我が国への侵入及び 定着の可能性は非常に高いものと考えられます。まだしばらくは、渡り鳥がユーラシア大陸等 へ帰って行く期間が続くため、経由地となる本道は厳重な警戒が必要となります。 （農林水産省HP より） 鳥インフルエンザの発生予防のために ・飼養ケージを点検、補修して野鳥や害獣が侵入できる穴などをふさぐ。 ・餌や水に野鳥や害獣が接触しないように保管・管理する。 ・飼養舎に入るときは専用の長靴にはきかえたり、入り口に踏み込み消毒槽を設置する などして、ウイルスの持ち込みを防止する。 ・飼い主は鳥インフルエンザが発生している地域などへの旅行、訪問は控える。 ・鳥を飼養する場所に飼養に関係ない人が立ち入らないように注意する。 以上の点に注意して、鳥インフルエンザの発生予防に努めてください。 ２．海外での口蹄疫発生状況 わが国では平成22年以降確認されておりませんが、日本の近隣諸国において継続的に発生 しており、平成29年に入ってから、アジアではモンゴルで牛、山羊、羊（O 型）、韓国で牛（O 型とA 型）、中国で豚と牛（O 型）に口蹄疫の発生が確認され、国内への侵入リスクは依然と して高い状況です。 2017年5月9 日現在のアジアにおける発生状況（農林水産省HP より） 家畜を飼養している皆様におかれましては、飼養衛生管理基準を遵守し、衛生管理区域や畜 舎の出入口付近に消毒設備を設置し、病原体の持ち込みを防止するなど引き続き侵入防止対策 に努めてください。異常を発見した場合は、直ちに家畜保健衛生所へ通報をお願いします。 口蹄疫の特定臨床症状 １①39.0℃以上の発熱を示した家畜が、②泡沫性流涎、跛行、起立不能、泌乳量の大幅 な低下又は泌乳停止のいずれかを呈し、③ かつ口腔内等に水疱等がある。 ２同一畜房内に複数の家畜の口腔内に水疱等がある。 ３同一畜房内で半数以上の哺乳畜が１～２日で死亡する。 ３．平成２９年度 予防事業実施計画 ア 牛結核病・牛ヨーネ病・牛ブルセラ病・馬伝染性貧血