家庭科学习指导案-edu.PDFVIP

家庭科学習指導案 日 時 2008 年10 月28 日(火)5 校時 学 級 １年１組（３０名） 場 所 石部中学校 図書室 指導者 教諭 藤川 典子 学校図書館協力員 肥夏 明子 １．単元名 自分らしく清潔に着る ２．指導によせて 生活の基本である衣食住の自立を学ぶにあたり、「着ること」への興味・関心を引き出し ながら、「着ること」のもつ社会的な意味を考えさせ、主体的に衣服を選択できる能力を養 うことは極めて重要である。そのうえで、気候や目的、他のさまざまな要素を含め、より適 した着用の仕方について考えられること、手入れの方法や保管の仕方、購入計画について理 解し資源としての衣服を無駄なく管理できることも衣生活の自立に欠かすことはできない、 。 しかし、実生活の衣服管理についてみると、大型自動洗濯機の普及により、自分の衣類の 洗濯を自分ですることは少なく、また、形状記憶型繊維の開発などによってアイロンかけを する機会も減ってきている。このような環境の中で、生徒たちが実際に経験することのでき る仕事は多くない。授業で学んだことが一時の間、知識として残るだけで、本当に理解した り、学んだことを生活に役立てようとする意欲が持ちにくいのが現状である。 そこで、このような現状を打破し、衣服について興味・関心を高めるために、生徒自らが 学習課題を設定し、学んだことが自分の力となる学習過程を仕組むことを考えた。今回は、 学校図書館の資料を用いて調べ、まとめること、さらにそのことを互いに発表することによ って実際の生活に活かせる確かな知識や理解力を身につけさせ、教科としてのねらいの実現 に迫っていきたい。 なお本学級の生徒は小学校で学校図書館の資料を活用した調べ学習を経験してきており、 、 本校入学後も国語科でそうした学習経験をもっているが、必ずしもその方法が定着している とは言えないのが現状である。このような生徒については、テーマの掘り下げ方や図書の選 び方等についても指導していくことが必要だと思われる。 ３．単元目標 ○衣服と社会生活とのかかわりを考え、今後の衣生活のあり方を自分の問題としてとらえ ることができる。 （生活や技術への関心・意欲・態度） ○目的に応じた着方や個性を生かす着方について考えるとともに、日常着の計画的な活用 を工夫することができる。 （生活を工夫し創造する能力） ○衣服材料に応じた日常着の適切な手入れと補修ができる。 （生活の技能） ○効率的な洗濯の方法など、環境に配慮した衣生活について考えることができる。 （生活や技術についての知識・理解） -1- ４．単元の評価規準 生活や技術への関心・ 生活を工夫し創造する 生活の技能 生活や技術についての 意欲・態度 能力 知識・理解 ○衣服と社会生活との ○時、場所、場合に応 ○洗濯機を用いた洗濯 ○日常着の材料の性質 かかわりに関心を持 じた衣服の着用や個 ができる。 を理解している。 ち、目的に応じた着 性を生かす着用を工 ○衣服を快適に着用す ○洗剤のはたらき、衣 用や個性を生かす着 夫している。 るため