望月和树准教授.PDFVIP

山梨大学山梨大学 生生 命命 環環 境境 学学 域域 生生 命命 農農 学学 系系 氏名・職名 望月 和樹 准教授 写真貼付 カラー キーワード 栄養学、分子生物学、分子疫学 インタビュー 時写真撮影 ホームページ http://www.fp.yamanashi.ac.jp/FDN/index.html 日本栄養・食糧学会(1999年)、American Society for Nutrition 所属学会 日本動物学会、日本生化学会、日本栄養改善学会、日本糖尿病学会、 日本農芸化学会 受賞歴 2009年5月 日本栄養・食糧学会奨励賞 受賞 研究者から それぞれの食品や栄養素の役割をモデル動物からヒトの臨 床試験による一連の研究によって探索しております。特に、地 一言 域の食文化を支えるための研究を行っていきたいと思います。 食品および栄養の我々の健康に対する役割に関して、興味 がある方は、ご相談ください。 食生活と生活習慣病に関する研究 糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルや他の食事因子をバランスよく摂取した上で、食後 高血糖を増大させない食習慣をすることが生活習慣病の予防のために重要 人間は、毎日3回食事を摂取ことによ って必要な栄養素を得ています。しか しながら、健康人においても食事を摂 取するたびに血糖値が上昇します 食品栄養学研究部門では、この健康 な状態から繰り返される食後高血糖 が、どのように肥満や糖尿病などの 生活習慣病の発症を促進するかを研 究しています。 現在までに、本研究部門や他の研究 しかしながら、糖質をとらないでタンパク質や脂質中 者の成果により食後高血糖が繰り返さ 心の食生活をすることも生活習慣病の発症進展を促進 れると、肥満が誘導されるとともに、体 することも知られています。 内において炎症反応が進み、組織の さらに、我々の研究室や多くの研究者の成果により、 機能が低下することによって糖尿病や 果物、緑黄色野菜などに含まれる抗酸化食品成分（ビタ 心血管障害などの合併症の発症が促 ミンC、カロテノイド、フラボノイドなど）は、体内の炎症反 進されることが分かっています。 応を抑制し、糖尿病などの生活習慣病の発症進展を予 これらの予防のためには、食後高血糖 防する効果があることが分かってきました。 が高くならないような食習慣[ゆっくり食 それゆえ、糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル べる食習慣、消化されにくいデンプン や他の食事因子をバランスよく摂取した上で、食後高血 （全粒米、難消化性デンプンなど）を摂 糖を増大させない食習慣をすることが生活習慣病の予 取する食習慣]をすることが重要になり 防のために重要であると考えられます。 ます 山梨大学 社会連携・研究支援機構 Email: renkei-as@yamanashi.ac.jp Tel ：055-220-8759 Fax ：055-220-8757