淀川流水保全水路整备事业.PDFVIP

Ｎｏ. ３－１ 近畿地方整備局 事業評価監視委員会 平成２４年度第３回 淀川流水保全水路整備事業 【事後評価】 平成２４年１１月 近畿地方整備局 目 次 １．事業の概要 １）事業実施の背景 ２）事業内容 ２．事後評価の視点 １）費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ２）事業の効果の発現状況 ３）社会経済情勢の変化 ４）費用対効果分析（事後評価） ５）今後の事後評価の必要性 ６）改善措置の必要性 ７）同種事業の計画・調査のあり方や 事業評価手法の見直しの必要性 １．事業の概要 １）事業実施の背景 •淀川水系では、三川合流点より上流の人口が約480万人と多く、江戸川や木曽川と比較して河川水中の下水処理水の混入率が 高い状況にある。その中でも、桂川の下水処理水の混入率が高い。 •淀川・桂川の事業対象区域周辺は、イタセンパラ等の貴重種が生息し、鵜殿のヨシ原等の豊かな自然環境が残るなど、多様 な河川環境を有している。 •本事業は下水処理水をバイパスすることによる「生物の生息環境の保全による豊かな生態系の創出」、「親水空間の創出に よる多自然川づくり」、「安全でおいしい水の確保」を目的として実施した。 ●流域図 ：上水取水地点 ：下水処理場 琵琶湖 ●流域の概要 ●河川水中の下水処理水混入率 流域面積 8,240㎞2 ) % 40 幹川流路延長 75km ( 率 流域内人口 約1,200万人 入 30 平水時 低水時 京都府 混 給水人口 約1,700万人 水 20 桂川 流域内市町村 54市24町4村 理 10 8.3 10.9 6.6 8.2 処 水