公园剪定枝.PDFVIP

公園剪定枝 1)賦存量 (1)概要 ※1 国土交通省の市区町村別データとして集計されている以下の都市公園 で樹木の剪定作 業により発生した枝葉を賦存量(乾燥重量 【DW-t/年】)とした。 ・街区公園、近隣公園、地区公園 ・総合公園、運動公園 ・特殊公園、大規模公園 ・国営公園、緩衝緑地、都市緑地 ・都市林、緑道、広場公園 (2)推計式 市町村別賦存量 【DW-t/年】＝市町村別都市公園面積【ha】×発生量 【t/ha･年】×（100 【%】－含水率【%】） (3)推計方法 *1 ※2 公園剪定枝賦存量は都市公園面積 に発生量 1.71 【t/ha･年】を乗じて算出した。この値に 含水率32.6*5 【%】を適用して公園剪定枝賦存量（乾重）とした。 *2 *2 *3 *4 なお、発生量は三重県 1.51 【t/ha･年】、千葉県1.8 【t/ha･年】、長崎県1.82 【t/ha･年】の3 事例の平均値を用いた。 (4)用語の説明 ※1 都市公園 「都市公園法」に基づき国又は地方公共団体が設置する都市公園、及び都市計画区域 外において都市公園に準じて設置される特定地区公園*6 ※2 発生量 【t/ha】： 単位面積 （1 【ha】）における剪定枝の発生する量 （重量）。 (5)引用・参考文献 ①統計データ等 *1 国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地課(2009) 平成21 年度末 都市公園等整備現況調査. ②推計方法等 *2 三重県(2004)三重県バイオマスエネルギー利用ビジョン. *3 千葉県(2004)千葉県のバイオマス資源量について（千葉県資源循環推進課ＨＰ）． *4 長崎県(2005)長崎県バイオマスタープラン． 1 *5 高月紘(1999)都市内分散型エネルギー需給技術の温暖化抑制効果と都市環境影響に関する研 究平成11年度報告書 *6 国土交通省ホームページ http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/04/040914_.html 2 2)有効利用可能量 (1)概要 公園剪定枝は主に堆肥などに利用されている。これら既存利用されているものを除いた 量を有効利用可能量とした。 (2)推計式 市町村別有効利用可能量 【DW-t/年】＝市町村別賦存量 【DW-t/年】×利用可能率【%】 (3)推計方法 *1 大阪府 (2006)における剪定枝（公園樹木、街路樹木）は、利活用率(28.7 【%】)＝堆肥等 (22.0 【%】)＋マルチング(6.8 【%】)であり、71.3 【%】が未利用と推測される。この未利用分 ※1 を利用可能率 とし、賦存量に乗じて有効利用可能量の算出を行った。 (4)用語の説明 ※1 利用可能率 発生した剪定枝の既存利用されている量を除いた割合 (5)引用・参考文献 （推計方法等） *1 大阪府(2006)大阪府バイオマス利活用推進マスタープラン（H18.3）． 3 3)熱量 (1)概要 公園剪定枝（木質系）は燃焼利用を想定して熱量を推計した。推計は賦存量と有効利用 ※1 可能量に低位発熱量 を乗じて算出した。 (2)推計式 市町村別賦存熱量 【GJ/年】＝市町村別賦存量 【DW-t/年】×低位発熱量 【GJ/t】 市町村別有効利用熱量 【GJ/年】＝市町村別有効利用量 【DW-t/年】×低位発熱量【GJ/t】 (3)推計方法 *1 エネルギー量の推計は賦存量と有効利用可能量に低位発熱量 11.5 【G