悬浊晶析技术.PDF

懸濁晶析技術 ＜JAAS 注： 英文を正、訳文を副と致します＞ 懸濁晶析技術 懸濁晶析技術は、スルザーの薄膜降下式及び静止式からなるメルト晶析技術の既存ポートフォリオ を完全なものとします。 顧客の皆様は、慎重な技術評価に基づき、その分離課題に対して理想的なプロセスが得られる事を 確信される事でしょう。その理想的プロセスとは、スルザーのひとつの晶析技術、あるいは幾つかの プロセスを組み合わせたハイブリッドなのです。 懸濁晶析は高選択性であり、エネルギー消費が低く、そして溶媒を必要としない分離プロセスです。 この技術は非常に高効率で、信頼度の高い全自動分離プロセスを提供しております。従ってこの懸 濁晶析は、高純度製品や環境に配慮した生産方法に対する工業界の更なる要求に適合する理想的 な技術と言えます。 プロセス・フロー・ダイヤグラム－ＰＦＤ 懸濁晶析プラントは、２つのループで構成されています。晶析ループは晶析装置と成長ベッセルで構 成され、結晶はスクレーパー付晶析装置の壁面で作り出されます。次に、その結晶は攪拌機付の成 長ベッセル内で時間の経過と共に、そのサイズを大きくして行くのです。晶析ループ内で成長した結 晶は、次に分離ループに入り、ピストン方式のウォッシュカラムによって回収されます。 本プロセスは、フィードが成長ベッセルに入った時から開始します。フィードは、連続的に晶析装置と 成長ベッセルの間を循環している懸濁結晶と混合されます。成長した結晶入りの懸濁液は、ウォッシ ュカラムに送られ、そこで圧縮され、ピュアな成分と不純物に分離されます。洗浄された結晶が回転 スクレーパーディスクにより、ウォッシュカラム下部から排出される間、レジデューがウォッシュカラム 上部から取り除かれるのです。次に、純結晶が加熱器によってメルトループ内で融解し、液体の純プ ロダクトが生産されます。 晶析装置 晶析装置は、スクレーパーブレード付の回転シャフトを内側に持つ、直立のジャケット付ベッセルです。 ジャース JAASインターナショナル株式会社 http://www.jaas.co.jp 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-10-10 TSS ビル4F TEL 03-6277-5522 FAX 03-6277-5521 JAAS International Co., Ltd. TSS Bldg. 4F, 4-10-10, Nihonbashi-Honcho, Chuo-Ku, Tokyo, 103-0023 Japan 1 冷却用の液体がジャケット内を流れ、バルク液体の熱を取り除きながら、新しい結晶を生成します。 成長ベッセル（図） 熟成ベッセルとも呼ばれる成長ベッセルは、結晶を懸濁液中で均一に分配する為の攪拌機付ベッセ ルです。その保持する容量が滞留時間を規定し、サブクーリングが結晶の更なる成長を許容します。 ウォッシュカラム（図） ウォッシュカラムは、標準の空気圧や油圧ピストンによって駆動する分離機械装置です。ウォッシュカ ラムそのものは、シリンダーと不可欠のフィルタースクリーン付可動ビストン、及びシリンダー下部に あるスクレーパーナイフ付の回転盤で構成されています。ピストンと円盤の間のスペースは、結晶の 充填床で満たされています。 ウォッシュカラムの効率は、結晶のサイズと粘度に主として依存しています。結晶サイズが大きけれ ば大きい程、又粘度が低ければ低い程、分離効率が良くなります。 ウォッシュカラム－如何に作動するのか（図） 1. 充填 充填は、ピストンが上向きに動く状態で開始されます。ピストンの下側のスペースは、懸濁液ル ープからの懸濁液で満たされます。同時に、ピストンの上側のレジデューは懸濁液ループに戻さ れるか、或いは最終レジデューとしてバッテリー・リミットを超えて、プロセス外へ排出されます。 充填する為のストロークは、ピストンが最上部の位置で終了します。 2. 圧縮 ピストンと結晶床の間のスペースは、結晶の懸濁液で満たされます。次にピストンが下向きに動 き始め、レジデュー液をフィルタースクリーン経由で流させるのです。結晶は