平成26年度理理科-shinko.PDFVIP

2014 1. 2014年度 センター試験　物理Ⅰ （1）総括 大問数は４題のままで，2013年度よりマーク数 は１個減少して22個になった。2013年度は選択 肢が９個の設問が５問あったが，2014年度は最大 でも選択肢が８個でほとんどが６個に押さえられ， 数値計算も少なくなったので正解を選ぶ負担は軽減 された。しかし，設問がよく工夫されていて，ま た，一部に見慣れない設定があるので，受験生はや や取り組みにくかったと思われる。また，2013年 出題例2 度と同様，組合せ問題に部分点が採用された。大学 問１は力学的エネルギー保存の法則で即答できる 入試センター発表の平均点は61．64点で2013 であろう。問２（出題例１）は雷の電力量の計算であ 年度に比べてほぼ1点減となった。 る。光の分散がテーマになっている問３（出題例２） はレンズの公式しか覚えていない受験生にとっては （2）設問別分析 落とし穴であろう。電流間の力の問４は実験や探究 第1問（小問集合） 活動でやったことがあるかもしれない。問５はうな 　計算は迅速かつ的確にすること！ りの回数ではなく周期が問われていることに注意。 計算せずに解答できるのは問１（力学的エネル 問６の力のモーメントはやさしいであろう。小問集 ギー保存），問３（光の分散），問４（電流が磁界か 合の計算はシンプルではあるが計算ミスに注意する ら受ける力）の３つである。 こと。 第2問（生活と電気） 変圧器の機能を理解すること，フレミングの左手 の法則が正しく適用できること！