熊本大学大学院自然科学研究科博士前期课程理学専攻地球环境.PDF

熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース 入学試験問題【専門】についての注意事項 １． ［１］〜 ［１５］の設問の中から４つを選び解答せよ。 ２． 解答には，設問ごとに１枚の解答用紙を用いること。 ３． 各解答用紙の左上の［ ］に，解答する設問番号を記入のこと。 熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース入試問題（平成 22 年 8 月 19 日） 専門【その 1】 ［１］以下の語群から４つを選び，各100～200字程度で説明せよ。 ・ペロブスカイト型構造 ・XAFS ・ブラッグの式 ・転移と転位 ・単位胞 ・マルチアンビルプレス ・累帯構造 ・包晶系 ・共晶系 ・Ｋ－Ｔ境界層 ・放射光 ・クラペイロンカーブ ・マイクロテクタイト ・ジャイアントインパクト ・高温型石英 ［２］以下の問い（１）～（２）に答えよ。 （１）海洋汚染におけるプラスチック製品の問題点について述べよ。 （２）海洋学に関連する以下の語群から３つを選び，各100字以上で説明せよ。 ・コモンズの悲劇 ・スンダランド ・赤道湧昇 ・亜熱帯循環流 ・本初子午線 ・TS ダイアグラム ［３］次の文章を読み，以下の問い（１）～（４）に答えよ。 海洋島の不圧帯水層において淡水性の地下水（密度ρ f ＝1.000 ）と海水（密度ρ ｓ＝1.025 ）との境界面はレンズ状を 呈し，淡水レンズと呼ばれている。その静力学的なバランスを基にした地下水面標高（ｈ ）と塩淡境界面の標高 f （ｈ ）との間の関係を ア の法則と呼んでいる。 ｓ （１）空欄 ア に当てはまる語句を答えよ。 （２）この法則に基づく地下水面標高（ｈ ）と塩淡境界面の標高（ｈ ）との関係を示せ。 f ｓ （３）実際の海洋島では，この法則に基づく塩淡境界面よりも淡水域が海洋側にある程度せり出した形態をしている ことが知られている。その理由を述べよ。 （４）この法則を基にした温暖化に伴う海面上昇によって起こりうる海洋島の地下水状況について述べよ。 ［４］次の問いに答えよ。 磁気層序での年代決定について解説し，その長所と短所を岩相層序や生層序と比較して述べよ。 ［５］以下の問い（１）～（２）に答えよ。 （１）VEI（火山爆発指数）を説明せよ。（２）火山砕屑物の分類を説明せよ。 熊本大学大学院自然科学研究科（博士前期課程）理学専攻地球環境科学コース入試問題（平成 22 年 8 月 19 日） 専門【その２】 ［６］次の問いに答えよ。 太陽系の固体惑星では，その天体を構成する固体物質と大気または流体相が関与する相互作用としての鉱物の反応が 起こっている。その反応について，鉱物名，反応に関与する元素，反応の条件を挙げて述べよ。また，その反応の持つ地 球