平成21年5月11日-大间町.DOC

平成２３年４月１１日　 大間町 新船建造基本計画書 大間町企画経営課　 １　この計画書は次の事項は必要条件とし要求する。 鋼製一層又は二層甲板型旅客船兼自動車航送船（船首左舷サイドランプ、船尾中央ランプ） 沿海区域第２種船 機関区域無人化船 総トン数２０００トン未満（国内総トン数） 垂船間長さ８０ｍ未満 満載喫水４．５０ｍ以下（全ての状態にて） 旅客定員４７８名 車両積載能力 小型乗用車の場合 （全長５．００ｍ×幅１．６０ｍ）1車最大重量2トン ６０以上 台 ８トントラックの場合 （全長９．０m×幅２．５m）1車最大重量　　２５トン ２１以上 台 上記車両の他に二輪自動車及び自転車 適当数 台 　　　※　それぞれ単独で積載した場合の車両積載能力とし、各車両間隔は、船長方向に６０cm、船幅方向に60cmとする 車両甲板クリア高さ４．２０ｍ以上 必要乗組員数２２名 航海速力１８ノット以上（満載状態、主機関連続最大出力の７０％出力、２０％シーマージン、フィンスタビライザ作動状態にて） 電動可変ピッチ型バウスラスタ及びバウスラスタ駆動用軸発電機 使用燃料油は、主機関、主発電機関及び補助ボイラともにＣ重油（380mm2/s(50℃にて)／（38℃にて約3500秒 R.W.No.1） 但し、長期停泊時はＡ重油 機関冷却方式は、３６℃セントラル清水冷却 プロペラは、４翼可変ピッチプロペラの２軸として回転方向は内回り 舵は、高揚力型舵を２舵設備 翼格納式フィンスタビライザ設備 揚錨及び係船機は、電動油圧式駆動部密閉型で遠隔操作可能設備 ヒール及びトリム調整用バラストコントロール装置設備 水線下塗料は、低抵抗型省エネルギー塗装 タンク塗装は、「海水バラストタンク及びバルクキャリアの二重船側部の防しょく塗装に関する性能基準」に対応 シップリサイクル条約適応インベントリ作成 危険物適合証の取得（車両搭載場所2台以上） 危険物船舶運送及び貯蔵規則第38条第1項に規定する危険物適合証を取得すること。なお、対象となる危険物は、同規則第3条第1項に規定する危険物（第7号を除く。）とする 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律に適合すると共に独立行政法人鉄道建設?運輸施設整備支援機構が定めるバリアフリー高度化船基準に適合する 大間港（資料1）及び函館港（資料2）に安全に離着岸可能とし、１．（２）に定める車両及び旅客が安全に乗降可能な設備を有する 平成２５年４月１２日までに、建造した船舶を就航航路にて試験等を完了し、青森県大間港岸壁にて完成した状態で当町に引き渡すことが可能であること。 ２　この計画書をもとに提案なされた仕様は、旅客の安全及び運航の安全、日常業務における保守管理の簡便さ及び安全マネジメント上のヒューマンエラーに対する事項を重視し審査する。 ３　この計画書をもとに提案なされた仕様で、特許及び実用新案については、特記するとともに、権利の所属及び内容の説明がなされた資料を添付すること。 　　また、大間町の要請に基づき、上記権利を他の提案者が使用する場合の条件についても特記すること。 ４　次頁以降の仕様において、不足部分を加筆するとともに、必要に応じて訂正し、提出すること。 第１章　一般事項 １－１　一般計画 　1-1-1　本船は主として大間～函館航路（許可番号北海第７１号）の一般旅客定期航路に就航する旅客船兼自動車航送船として使用する。 大間港は、左舷付け船首左舷サイドランプによる車両の乗降とし、旅客については、中央部タラップにて乗下船を行う。函館港は、左右舷どちらも接舷可能とし、車両及び旅客の乗下船は、船尾ランプドアにて行う。函館港に関しては、非常時を考慮して函館港北埠頭東側岸壁においても車両及び旅客の乗下船が可能とする。 　　　下記の航路状況で安全に航行可能な船舶とする。 　　（海象） 風速 15 ｍ 波高 1.5 ｍ 　　（着岸施設） 大間港　 （基準水面高さ） 2.4 ｍ ｍ ｍ 函館港 （水面高さ） 1バース 4バース 2.5 2.8 ｍ ｍ 　　（水深） 大間港　 －5.5 ｍ 函館港1バース －7.0 ｍ 4バース －7.5 　　（大間港潮位） 項目 潮位（ｍ） 既往最大高潮位面（ＨＨＷＬ） ＋0.87 塑望平均満潮面（ＨＷＬ） ＋0.60 平均水面（ＭＳＬ） ＋0.46 塑望平均干潮面（ＬＷＬ） ＋0.17 （大間港工事用基準面） ±0 　1-1-2　本船の概略形状は、一層又は二層全通甲板を有する単頭船とし、船首サイドランプ船尾中央ランプドアを設ける。大間港における旅客の乗下船は中央部舷門、車両等の乗下船は船首左舷サイドランプから行うこととし、