学年理科学习指导案.PDF

2 学年 理科学習指導案 １ 単元名 化学変化と分子原子 ２ 単元観 化学分野についての内容は、中学校1年生「物質とその変化」において、身のまわりの物質についての観察 や実験を通して、水溶液の性質、物質の状態変化および気体について理解するとともに、物質の性質や変化の 調べ方の基礎を学習してきた。また、状態変化の際には、物質を粒でとらえるように繰り返し指導してきた。 本単元では、化学変化の前後では物質そのものが変わる化学変化の初歩的な概念を学びとらせるとともに、 物質のつくりやその構成粒子について学習する。より、生徒が理解しやすいように以下のポイントを重点とし た。生徒自身による観察、実験の機会を多く設定しながら基本的な操作の習熟を図るとともに、結果について まとめる視点や考察するポイントを示すことにより活動を振り返させること。１つ１つの化学変化について、 分子・原子のレベルで考察すること。上記の２つを関係つけて理解させること、化合する質量比などを求める 方法を具体的に指導し、グラフから考察できる力を付けることなどである。また、画用紙で原子のモデルを作 り、組み合わせることで分子を作るという取り組みを行った。頭の中で考えるのではなく、生徒が作業してい く中で視覚的に粒子概念を持つことがねらいである。原子のモデルを作らせることで、生徒は化学反応式で粒 の数まで考えることができるようになった。 ３ 生徒の実態 (略) ４ 単元の目標 化学変化についての観察、実験を通して化合、分解などにおける物質の変化やその量的な関係について理解 させるとともに、これらの事象を原子、分子のモデルと関連づけてみる見方や考え方を養う。 ５ 単元の観点別評価規準 自然事象への 科学的な思考・表現 観察・実験の技能 自然事象についての知 関心・意欲・態度 識・理解 化学変化についての観 化学変化についての観 化学変化についての観 化学変化についての観 察、実験を通して化合、 察、実験を通して化合、 察、実験を通して化合、 察、実験を通して化合、 分解などにおける物質 分解などにおける物質 分解などにおける物質 分解などにおける物質 の変化やその量的な関 の変化やその量的な関 の変化やその量的な関 の変化やその量的な関 係について関心を持ち、 係について調べる方法 係について、自らの考え 係について理解し、知識 実験をすすんで行い、そ を考えて観察や実験な を導き出し、創意ある観 を身につけている。 れらの事象を日常生活 どを行い、規則性を見い 察、実験結果の報告書の と関連づけて考察しよ だしたりして問題を解 作成や発表を行う。 うとする。 決する。 ６ 単元の指導と評価活動（11 時間）化学変化と物質の質量 時間 学習内容と活動 評価規準（評価方法） ４ 2 種類以上の物質を化合させる実験を （自然事象への関心・意欲・態度） 行い、反応前とは異なる物質が生成す 物質を加熱したとき２種類以上の物質から１種類の物質が ることを見いだす。 できることに関心を持ち、加熱前後の物質の性質を探求し ようとする。 ［行動観察・ノート］ （科学的な思考） 加熱後の質量の変化や物質の性質の変化などから別の物質 が生成していることを考察すること。 ［ペーパーテスト・ノート］ （観察・実験の技能） 物質を化合して、反応前後の物質の性質の違いを比較する