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* HSILを除外できない異型扁平上皮細胞（ASC-H）?核サイズのばらつきおよびクロマチンパターンから重度病変が疑われます。?密集した細胞質および化生に由来するものと一致する小さな細胞。?生検：高度異型扁平上皮内病変（HSIL）。 * HSILを除外できない異型扁平上皮細胞（ASC-H）?HSILの判定には及ばないものの「正常」ではない小さな丸い細胞。?ごくわずかの核膜不整。 * 未熟扁平上皮化生?敷石のように配置された凝集性を示す細胞集団。?いずれの核でもクロマチンは同一。?良性を示す特徴である正確な位置の染色中心があることが明らかにされています。 * * 修復と低分化扁平上皮癌?修復（左）によりシート様の構成が維持され、細胞質に組織培養の特徴が見られます。核が肥大していますが、クロマチンが均一に分布して核辺縁部は滑らかであり、それぞれの核に核小体が存在するのがよく見られます。?扁平上皮癌（右）は、細胞集塊の焦点深度が大きく、核間の差が大きいことがわかります。核小体は不整であり、全核に存在するわけではありません。 * 修復?細胞が一様に平らなシート状に均一に広がり、丸い核小体、白血球の貪食、核極性が見られます。?組織培養構造から、緩く密集した集団のようにみえます。修復では核サイズが一様ではありませんが、クロマチンおよび核膜の変化に留意する必要があります。?いずれの核にも必ず核小体があります。 * 修復?規則的な核をもつ古典的な凝集性を示す像であり、均等に広がる淡色のクロマチン、滑らかな核辺縁部、明確な核小体が見えます。 * 修復?多量の細胞質を伴う平らな細胞シートです。核は丸ないし卵型を維持し、大きさにほとんど変化が見られません。 * 非角化扁平上皮癌?多形成では、核サイズおよびクロマチンが著しく変化しているのがわかります。?シートは立体状の様相が濃いものの、凝集性はそれほど認められません。 * 扁平上皮癌?広々として空隙があり、肥厚化した核膜をもつ真性染色質の核。?血液および壊死断片とともに背景に角質が見られます。 * * 子宮内膜腺癌?変性した立体状小集塊。変性した悪性細胞がさまざまで、よい保存状態で認められることから、細胞がさまざまな時期に剥離したものであり、子宮内膜由来であることを示しています。?悪性細胞集団が一様によい保存状態であれば、一般に子宮頸部腺癌（または稀に子宮頸部へ転移した子宮内膜腺癌）などの直接擦過病変と類似しています。?子宮内膜腺癌が原因の孤立性の異常細胞、アポトーシス破片および成熟したホルモンパターンが見られる水様性滲出液が背景に認められます。 * 子宮内膜腺癌?子宮内膜腺癌の背景に水様性滲出液および子宮内膜片も典型的に見られます。 * * 子宮内膜腺癌?細胞が剥離された状態で、後にたまたま収集した細胞であるため変性が生じており、変性した細胞集塊が小細胞扁平上皮癌上の子宮内膜由来の細胞と類似しています。?扁平上皮癌細胞は直接擦過するため、通常よい保存状態を保つことができます。?腺癌によく見られる多形の貪食像。このほかに粘液性の空胞化が腺癌に特徴的に見られます。 * 子宮内膜腺癌?波形の縁および粘液性の空胞をもつ孤立した立体形状の集塊。 * 子宮内膜腺癌?小細胞扁平上皮癌に典型的には見られない細胞の貪食を示す小型細胞。 * 小細胞扁平上皮癌?孤立性の状態、集塊およびシート状で存在する多数の異常細胞。細胞が一様によく保存されていることから、直接擦過病変であることを裏付けています。ほとんどの細胞では辺縁部の細胞質は最小となりますが、扁平上皮に分化した多量の細胞質を（中央部に）もつ細胞が認められることもあります。たとえば、高密度で均一な状態のものです。?細胞には明瞭で不整な核小体が認められ、周縁部に位置し、数、形態およびサイズはさまざまです。?粗で不規則なクロマチン。?子宮内膜腺癌に見られる細胞片とほぼ同じパターンのアポトーシスが見られることもあります。 * 小細胞扁平上皮癌?緩く凝集したシート状および集塊の小型悪性細胞。?微量の細胞質。?多数の明瞭で不整な核小体。?粗で不規則なクロマチン。 * 小細胞扁平上皮癌?子宮内膜細胞によく似た構造をもつ集塊およびシート状細胞。一方、全スライドでは異常細胞が子宮内膜腺癌より小細胞扁平上皮癌にきわめて多く見られます。 * * 上皮内腺癌?極性および子宮頸部構造の特徴をもつ平面シート状細胞。核がこの細胞集団の本来の境界線の外側に見られます。?核に常に過染性が認められますが、クロマチンの粒状性は微粒状から斑点状までさまざまです。この細胞集団では核が隣接した核を押し上げ