指导案3年5同和台本3.docVIP

集中人権学習３年 第１次 学級活動 ロールプレイング台本 ????? 洋介 美樹 洋介 美樹 ????? 洋介母 ????? 美樹 洋介 美樹 洋介 ナレーター ????? 美樹の父 美樹 美樹の父 美樹 美樹の母 美樹 ????? 洋介 美樹の父親 美樹の母親 ????? 洋介（２８歳）と美樹(２６歳)は，５年の交際を続け，お互い結婚を約束することになった。 俺たち，つきあってからもう５年にもなるな。 うん，そうね。早いものね，あれからもう５年なんて。 そろそろ，俺たちも二人で暮らすことを考えないか？ －そっと指輪を出す－ （笑顔で）うん。喜んで！ こんな会話が交わされた。美樹は，指輪をもらい幸せいっぱいであった。しかし，洋介は手放しで喜ぶことができなかった。高校生の時，母親からいわれた言葉が脳裏をかすめた。 －洋介高校生時代－ うちはね，同和地区なんだよ。母さんも父さんも同和地区出身だから結婚するときは誰からも反対されなかったけれど，お前が大人になって，もし，地区以外の人を好きになったら苦労するかもしれないよ。できることなら，地区の人を見つけなさい。つらい思いをすることになるから…。 洋介は，美樹に自分がまだ同和地区出身であることを打ち明けられずにいた。美樹は，きっと分かってくれるという自信はあったものの，戸惑うことは目に見えたからだ。しかし，このままではいけない。思い切ってプロポーズをした夜に電話をかけた。 －電話で－ きょうは，ありがとう。とてもうれしかったわ。うちの両親も大喜びで，ぜひ，今週末にでもご飯を食べに来て下さいって。 そうかー。きちんとご両親に結婚のあいさつにいかないとな。 （沈黙） ところで，今日電話したのは，ご両親に合う前に美樹にどうしてもいっておかなければならない話があるからなんだ。じつは，おれ……同和地区出身なんだ。 えっ。そうだったの。でも，私はあなたが好きで結婚するんだから，どこの出身なんて関係ないと思うわ！でも，どーして今までそれを黙っていたの。わたしがそんなこと気にするとでも思っていたの？ ありがとう。美樹。一緒になろう。幸せにするよ。 その後，洋介は胸のつかえがとれ，これまでのようなたわいもないような会話を楽しんで電話を切った。 数日後の美樹の家での出来事である。 美樹，お前の結婚しようとしている男の話なんだが，同和地区出身らしいじゃないか。 どうしてそのことを知っているの？わたしもこの前洋介さんから聞いたばかりなのに… 実は，お前が結婚を決めたと聞いたときから，相手がどんな男なのか，家柄や親戚関係を調査した方がいいと本家の叔父さんから言われたのだ。お父さんは断ったのだが，叔父さんが自ら興信所を使って調べてみたら同和地区出身であることがわかったのだよ。 そんなひどいことを。身元調査をするなんてひどすぎる。 美樹！結婚は一生のことだよ。相手の血筋を調べるくらい当然のことでしょう。同和地区出身の人と一緒になって幸せになれるはずがないでしょ。お父さんもお母さんも結婚には反対よ！ お父さんも，お母さんもそんなひどいことをするなんて…。今まであなたがいいと思った人と結婚すればいいって言っていたじゃない！ その日の夜，美樹は洋介に家出の出来事を話し。洋介は，次の日曜日に美樹の両親を説得しにいくことに決めた。 日曜日，美樹の家で… お父さん，お母さん僕たちの結婚を許していただけませんか？僕は同和地区出身ですが娘さんを幸せにする自信があります。 洋介君，君の気持ちも分かるのだが…。実は，私の兄から「うちの家系にいやしい血を入れるな！娘の結婚を許すならば，縁を切る！」とまでいわれているのだよ。 ご近所でも，美樹が同和地区出身者と結婚をするという噂が広がっていて，わたしを白い目で見るようになっているのよ。もう，外を歩くのもつらくて…。これで本当に結婚し時には，この町にいられなくなってしまうし…。お願い，洋介さん美樹との結婚をあきらめて下さい。 洋介は，両親の話を聞き，何も言えなかった。美樹もまた，涙を流し押し黙ったままである。その日から数日間，二人は結婚をめぐり，思い悩む日々を過ごしている。 ｆｉｎ 司会台本 司会 先生 司会 Ｐ委員 司会 Ｐ委員 司会 起立?礼?着席 今から学級活動をはじめます。 今日の学級活動は，集中人権学習の１時間目にあたります。活動のテーマは「現存する差別を考えよう」です。 黒板に貼る。 １?２年生で学習してきた部落差別を改めて考えるとともに，この現代社会に残っている差別問題について考えていきましょう。 それでははじめに部落史の説明を先生お願いします。 【先生の説明が終わる。】 ありがとうございました。それでは，現存する差別についてのプログラム委員から報告をしてもらいた