安神薬分析课件.ppt

【配伍】 1.煅牡蛎?白朮を加える：体虚による自汗、盗汗。 2.当帰?白芍を加える：心肝血虚によって引き起こされた 　不眠、驚悸。 3.知母?茯苓を加える：心煩、頭暈、多汗。 4.党参?当帰を加える：心脾両虚による不眠。 5.生地黄?玄参を加える：心腎不足?陰虚陽亢によって 　引き起こされた虚煩不眠、心悸、健忘、口燥咽干、 　舌紅少苔。 6.梔子を加える：心火亢盛による煩躁、多夢、不眠。 7.遠志を加える：心腎不交による不眠、驚悸、びくびくし 　やすい。 【処方】 1.酸棗仁湯。 2.天王補心丹。 3.帰脾湯。 【説明】 酸棗仁は虚煩不眠を治療する要薬であり、主に血虚不能養心あるいは虚火上炎によって引き起こされた心悸不眠に使用される。現代の臨床では神経衰弱による不眠、および更年期症候群の治療によく使用されている。李時珍は「熟酸棗仁は胆虚による不眠や煩渇虚汗を治療し、生酸棗仁は胆熱による嗜睡を治療する」と述べているが、実際には必ずしもそうではなく、生酸棗仁と熟酸棗仁のどちらも安神作用を持つことが臨床と実験によって証明されており、もし長時間炒して油脂が抜けてしまえば、逆に鎮静の効能は失われてしまう。また本品は鎮痛、体温低下、血圧低下、および抗心拍異常の作用も持っている。 2、柏子仁　はくしにん　Chinese Arborvitae Seed 【性味】甘、平。 【帰経】心、腎、大腸。 【効能】 1.養心安神。 2.潤腸通便。 【応用】 1.虚煩不眠、驚悸怔忡：主に心陰不足および心腎不交証 　に適用される。 2.腸燥便秘。 【用量】9～18g。 【禁忌】便溏および多痰の者には慎重に使用する。 【配伍】 1.酸棗仁を加える：虚煩不眠、驚悸怔忡。 2.人参?牡蛎?五味子を加える：心煩、不眠、盗汗。 3.杏仁?火麻仁を加える：腸燥便秘。 【処方】 1.柏子仁丸。 2.柏子養心丸。 【説明】 李時珍は「柏子仁の性は平で、寒でも燥でもなく、味甘で補し、味辛で潤すことができ、その気は清香で心腎を透し、脾胃を益する」と述べている。 柏子仁と酸棗仁はどちらもよく使用される養心安神の要薬であり、血虚によって引き起こされた心悸怔忡や不眠多夢に対する良好な効果を持っている。ただし柏子仁の性は潤で養心に偏しており、また益腎潤腸することもできる。酸棗仁は肝に偏して入り、不眠虚煩を治療する他に斂汗の効能も持つ。 3、霊芝　れいし　Lucid Ganoderma 【性味】甘、平。 【帰経】心、肝、肺。 【効能】 1.養心安神。 2.止咳平喘。 3.補気養血強身。 4.鎮静。 5.免疫力強化。 【応用】 1.心脾両虚証：心悸、健忘、不眠多夢、倦怠感、精神疲 　労、食欲不振など。 2.痰飲病：形寒咳喘、稀薄で多量の痰、安眠できない、 　食欲不振、倦怠感など。あるいは慢性気管支喘息など。 3.補養強身：脾胃虚弱による食欲不振や神疲乏力、肝腎 　不足による腰酸?目眩?精力不足などに補気強身の目 　的で使用することができる。このほか冠性心疾患、狭心 　症、慢性肝炎、高血脂症、高血圧症、白血球減少症に 　も使用できる。 【用量】 3～15g。粉末を服用する場合は毎回1.5～3g。 現在では多種類の霊芝製剤が市販されている。 【説明】 霊芝について『本経』には「耳聾を主治し、関節を利し、神を保ち、精気を益し、筋骨を堅め、顔色を良くする」と記載されている。 現代研究によって霊芝の持つ多方面にわたる薬理作用が明らかになり、臨床では癌を含む多種類の疾患に使用されているが、その作用や評価については、なお研究を進める必要がある。 本品は木霊芝、紫霊芝とも呼ばれている。 4、纈草　けつそう 【性味】辛、苦、温、微毒 【帰経】心、肝 【効能】 1.安神鎮静 2.駆風解痙 3.生肌止血 【応用】 1.ヒステリー、精神不安 2.心筋炎、リウマチ性心疾患 3.関節炎、打撲?外傷 【用量】3～4.5g 【禁忌】 体力の弱い者や陰虚の者には慎重に用いる 5、首烏藤　しゅうとう 【性味】甘、平 【帰経】心、肝 【効能】 1.養心安神 2.祛風通絡 【応用】 1.虚煩不眠、多夢 2.血虚による痛み 3.風湿痹痛 【用量】15～30g 【配伍】 1.合歓皮を加える：陰血虚少による不眠や多夢 2.竜歯?柏子仁?珍珠母を加える：陰虚陽亢による不眠 3.鶏血藤?桑寄生?当帰?川芎を加える：風湿痹痛 【処方】 甲乙帰蔵湯 6、合歓皮　ごうかんひ　Silktree Albiziae Bark 【性味】甘