基本计画-北海道経済産业局.PDFVIP

基本計画 １ 基本計画の対象となる区域（促進区域） （１）促進区域 設定する区域は、平成 29 年８月１日現在における北海道河西郡芽室町の行政区域とす る。概ねの面積は５万１千ヘクタール程度（芽室町面積）である。ただし、日高山脈襟裳 国定公園、環境省が自然環境保全基礎調査で選定した特定植物群落を除く。 なお、自然環境保全法に規定する原生自然環境保全地域及び自然環境保全地域、絶滅の おそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に規定する生息地等保護区は、本促進区 域には存在しない。 （釧路市） 芽室町 （帯広市） （２）地域の特色（地理的条件、インフラの整備状況、産業構造、人口分布の状況等） （地理的条件） 芽室町は北海道東部の十勝平野西部に位置し、東部及び南部は帯広市に、北東部は音更 町及び鹿追町に、西部は清水町に接している。また、南西部は行政区域面積の約８％を占 める日高山脈襟裳国定公園に指定されている日高山脈を越えて日高町に隣接している。 日高山系の分水嶺をその源とする美生川、芽室川、そして市街地の北部を東西に十勝川 が流れており、豊富な水資源に恵まれている。日高山脈を頂点として十勝川に向かって緩 斜面をなしている河成段丘の発達した地勢は、山岳地帯以外は平坦肥沃な農耕に適した土 地であり、豊富な森林面積を含めた行政区域面積の全体にあっても、約４割は畑として利 用されている。 （インフラの整備状況） 芽室町には、高規格幹線道路網にアクセスするインターチェンジが２か所設置されてい る。北海道横断自動車道は、札幌～足寄及び阿寒、訓子府～北見西が供用されており、帯 1 広は道央圏と東北海道を繋ぐ拠点に位置し、道央圏とは３時間で移動可能である。また、 帯広・広尾自動車道は、帯広～忠類大樹間がすでに供用されている。忠類大樹～豊似間は 事業区間、豊似～広尾間は計画区間となっている。 国道 38 号は新得～帯広～幕別～浦幌間、国道 236 号は帯広～広尾間、国道 241 号は足 寄～帯広間、国道 242 号は陸別～池田～幕別間、国道 273 号は帯広～上士幌間、国道 274 号は清水～浦幌間、国道 336 号は広尾～浦幌間等の整備により交通ネットワーク網が形成 されている。 鉄道は根室本線と石勝線で北海道内の各地と結ばれており、札幌市とは１日 11 往復、 最短約２時間 30 分で移動可能である。 空港は、芽室町市街地から約 37 ｋｍ（車で約40 分）の位置に、帯広空港（滑走路 2,500 ｍ）があり、大型ジェット機２バースと小型ジェット機２バースの同時駐機が可能である。 現在は２社が乗り入れ、１日計７往復、東京（東京国際空港（羽田空港）：１時間40 分） へと連絡している。平成 28 年度の航空旅客輸送人員実績は 617.8 千人となっている。 また、帯広空港に隣接して、航空機の操縦を学ぶ独立行政法人航空大学校帯広分校があ る。 港湾は、芽室町から車で約１時間 30 分の位置にある広尾町に十勝港がある。重要港湾 に指定されている十勝港は、十勝の食料生産地域を後背地とし、管内における唯一の海の 玄関口であり、北海道と首都圏を最短距離で結ぶ重要港湾となっている。十勝港の役割は、 農業生産に欠かすことのできない肥料や飼料、石炭等を輸入・移入している。 国内最大級の小麦サイロを利用して小麦の移出等農産物を中心とした輸送を行ってき ている。大型岸壁（マイナス 13ｍ、マイナス 12ｍの各１バース）を備えており、パナマ ックス級の大型貨物船の着岸が可能である。平成27 年度の実績は、外国貿易貨物約 45.9 万トン、国内貿易貨物約 77.4 万トンに達している。 これら陸・海・空のネットワークが芽室町及び周辺自治体に整備されており、芽室