医疗崩壊医疗再生.pdfVIP

医療崩壊から医療再生へ 病院で活躍する総合医について 2008年12月5日（於・慶応義塾大学）： 「医療における安心・希望確保のための 専門医・家庭医（医師後期研修制度の）のあり方に関する研究」班会議 小泉俊三（佐賀大学医学部附属病院総合診療部） 日本総合診療医学会運営委員長 総合診療の黎明期から～ 天理よろづ相談所病院（1976） 総合外来と総合診療方式によるレジデント制 (川崎医科大学総合診療部開設) 佐賀医科大学（現佐賀大学医学部） 附属病院開院と総合外来開設(1981) 総合診療部設置(1986) 全国大学病院の約２/３に総合診療部門(07) 2 総合診療の基本理念(佐賀大学医学部) 「医療テクノロジーに偏重し、病気を見て病人を診な い専門診療の行過ぎた細分化に対する反省をもとに 、臓器や疾患を選ばず、患者の健康上の問題に広い 視野から対処する」 キーワード： 患者中心 チーム医療 EBM（/NBM） 質・安全の向上 3 4 プライマリ・ケアの危機：米国の場合 Figure 1. Match Results According to Primary Care Specialty, 1989 through 2003. Data are from the National Resident Matching Program. 5 6 Specialist とGeneralist ： 時代と医師像： 呪術師 侍従 カリスマ 科学者 Flexner Report (1911) Artisan (Craftsman) 職人 Counselor 相談相手/Advocate 代弁者 7 Specialist とGeneralist ： 専門診療医と総合診療医： Specialist Generalist “技”が決め手 通い合う“心”が鍵 不確実性に対して： 不確実性に対して： 診療行為を通して、共 病状の推移を見守り に一つの可能性に賭 、宙吊り状態を共に耐 ける える 8 9 Ｇｅｎｅｒａｌｉｓｔ活躍の“場” 健康教育/ 予防医学 高度先進医療 急性期入院診療 地域のクリニック 僻地/離島 大学病院