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国内実地研修报告书
2001年度
国内実地研修報告書
-愛知県南設楽郡鳳来町における多角的検討-
2002 年3 月
名古屋大学大学院国際開発研究科
-2 -
はじめに
大学院国際開発研究科(GSID)は、国際開発・協力分野の研究者および高度の知識を持った実
務家の養成をその目的として掲げ、1991 年に設立された。以来、本研究科では、この分野にお
ける実践教育の重要性に鑑み、1992 年から海外実地研修(Overseas Fieldwork: OFW )、1995 年
から国内実地研修(Domestic Fieldwork: DFW )を実施してきた。特に、昨今の大学改革の中でも、
実践的教育の充実が求められており、DFWの重要性も益々高まっている。この様な状況の中で、
平成13年度のDFWは、10月31日から11月2日の3日間、愛知県南設楽郡鳳来町(ホームページ:
http//www.town.hourai.aichi.jp/)を舞台に実施され、総勢23名(うち留学生15名)の学生が
参加した。
DFWの目的は、本研究科学生の約半数を占める発展途上国からの留学生に日本の地域開発事
例を学習させるとともに、日本人学生に対しては途上国の地域開発を考える上での一つのメルク
マールとして自国の事例を学習させるということである。今回でDFWは6回目となるが、この
間、実施方法にも改善が加えられ、内容も充実してきたと思われる。本研究科のDFW の特徴は、
単に見学ではなく、教育プログラムとして設計されている点にある。すなわち、事前講義を履修
し、現地においてフィールドワークを行い、報告書を執筆するという手順を踏んでいる。今回は、
事前講義として、山田明教授(名古屋市立大学)による2単位の集中講義を実施し、ワーキング
グループ(WG)を編成して事前準備を行なった。WGは調査分野ごとに、「農業の役割(引率
教官:岡本助教授)」、「開発行政(木村教授、DFW委員長)」、「農林業・観光開発と環境
保全(伊東助教授)」、「地元文化と教育(中條教授)」「商工業・観光業(杉山助手)」で構
成された。
鳳来町の現地調査にあたっては、事前準備の段階から、当日の訪問プログラムの企画・調整を
含め、鳳来町役場をはじめ町内の各組織の皆様から全面的なご協力をいただいた。また、下江町
長はじめ多くの皆様には、ご多忙の中、直接学生に会い、貴重なお話をしていただいた。無事、
現地調査の成果を上げ、報告書作成に進むことができたのも、ひとえに鳳来町のご協力が得られ
たからであり、この機会に心から感謝申し上げたい。
また、研修を離れても、鳳来町の皆さんとの会話や湯谷温泉における和風旅館での宿泊は留学
生にとって、日本での最も大きな思い出の一つになることは間違いない。最後に、今回のDFW の
経験が、将来、学生諸氏の国際開発・協力の分野での活躍の糧となることを心から願うものであ
る。
名古屋大学大学院国際開発研究科
研究科長 長 田博
2001 年度国内実地研修 愛知県南設楽郡鳳来町
目 次
はじめに 1
目次2
2001 年度 国内実地研修の概要4
はじめに4
全体のながれ5
ワーキング・グループ(WORKING GROUP)概要7
参加学生8
鳳来町の概要9
第1 章 農業の役割 (ワーキング・グループ1) 13
鳳来町の農業の将来についての思考 13
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