廃食用油由来ー燃料车両利.pdfVIP

＜ ポジティブリストNo.E004 ＞ E004. 廃食用油由来のバイオディーゼル燃料の車両における利用 プロジェクト 車両に利用する化石燃料を、廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料に 概要 転換するプロジェクトであり、適格性基準１～５を全て満たすもの。 条件１：精製されるバイオディーゼル燃料の原料が、プロジェクトがない場 合にはエネルギー利用されない、主に植物性の廃食用油であること 条件２：バイオディーゼル燃料の精製方式は、メタノールを用いたエステル 交換方式又はエステル化方式であること 条件３：精製されるバイオディーゼル燃料により代替される車両の燃料が、 軽油であること 条件４：バイオディーゼル燃料の品質等について以下の基準を満たしている こと ①混合比率５％以下のバイオディーゼル軽油混合燃料を製造・利用する場合 －バイオディーゼル燃料を精製・加工する者が、「揮発油等の品質の確保 等に関する法律（以下、揮発油品確法）上の特定加工業者として登録さ れており、精製されたバイオディーゼル軽油混合燃料の品質が同法の強 制規格に準拠していること。 適格性基準 ②軽油と混合しないバイオディーゼル燃料を製造・利用する場合 （精製され たバイオディーゼル燃料を利用する車両等は、限定かつ一定の管理下に置 かれたものであることとし、一般利用する場合は除く。） －バイオディーゼル燃料が、国土交通省が策定する「高濃度バイオディー ゼル燃料等の使用による車両不具合等防止のためのガイドライン」にて 引用されている「（全国バイオディーゼル燃料利用推進）協議会規格」 を満たしていること 条件５：精製されるバイオディーゼル燃料を使用する車両が、道路運送車両 法に規定される、公道を走行する車両、又は公道を走行しない特定 特殊自動車のうちオフロード法（特定特殊自動車排ガスの規制等に 関する法律）の適用を受けた車両であり、個別に特定されること。 また、車両区分毎に適切な燃料種類を利用し、当該燃料種類に応じ た適切な車両管理が行われていること ・バイオディーゼル燃料を精製する際の副産物であるグリセリンを廃棄する 場合には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき適切に処理する 備考 必要がある。 ・洗浄排水の処理を行う場合には「水質汚濁防止法」、「下水道法」等の関連 法令に基づき適切に処理する必要がある。 1 ＜適格性基準の説明＞ 条件１：バイオディーゼル燃料の原料 ＜プロジェクトがない場合にはエネルギー利用されない、主に植物性の廃食用油＞ 車両に使用される廃食用油由来バイオディーゼル燃料が、他のエネルギー用途から振り 向けられたものである場合、プロジェクトはCO 排出量の削減に寄与しないため、本プロジ 2 ェクトの対象とはならない。 廃食用油由来バイオディーゼル燃料が、工業用脂肪酸・グリセリン原料等の用途から振 り向けられたものである場合は、本プロジェクトの対象とする（採算性が悪い中資源の有 効活用の観点から取り組まれてきたものであると評価できるため）。 なお、本プロジェクトは、カーボン・ニュートラルである主に植物性の廃食用油を対象 とする。 条件２：バイオディーゼル燃料の精製方法 ＜精製方式は、メタノールを用いたエス