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中学生海外研修　 in Darwin　＆　Palmerston ７月３１日～８月１８日 研修レポートVOL.12　　　　有田川町教育委員会　　三角 吉備中学校の生徒たちにとってはダーウィンとお別れの日です。多くの思い出と共に日本に帰る日。君たちの心には何が残ったのでしょうか。心の宝物と一緒に君たちを乗せたジェットは雲の上…。 また、一方、金屋?清水の生徒は週末前の楽しい日かも知れません。 それぞれの出来事を報告しましょう。では…！　 ８月１１日（第１２日目　金曜日） ■吉備中の生徒たち…　いよいよダーウィンとお別れ 　ついにこの日がやってきました。ダーウィンとお別れの日です。昨日はＤＳ校でフェアウェルパーティーをしてもらい、彼らが異国の地ではじめてできた友人とお別れをしました。そして、今日、ついにダーウィンを後にする日がやってきたのです。 　ダーウィン国際空港には午前５時集合です。いつも思うのですが、帰りの時間の早いこと早いこと。ホストファミリーの方々に早朝送ってきて頂くのですから誠に申し訳ない気がします。でも、便がそれしかないので仕方のないことですが…。荷物をいっぱい持ってホストファミリーと続々現れる我らが吉備中生。ホスト達は家族総出でお見送りです。 　先ずは荷物を預けて搭乗手続きを済ませます。テロの関係でかなり厳しいのかと思えば、それほどでもなくスムーズに終えることができました。それから最終の注意事項を告げ、いよいよホストファミリーとのお別れの時間がやってきました。空港に来たときから涙目をしていた生徒もいたぐらいですから、結果は推して知るべし…。そこかしこから号泣が聞こえます。女の子達はみんな抱き合ってお別れを惜しんでいます。もちろん、男の子もそうです。 「泣いてエエん？」と問いに来た○×君、君ねぇ、もう泣いてるじゃない…。 絶対に帰りたくないと言っている子もいます。涙、涙、そしてまたまた涙、通りがかりの人が不思議な顔をして通るほどの大号泣＆抱擁大会となってしまいました。ＤＳ校の生徒たちもひとり一人にハグ（抱き合う）して廻ってきました。かわいいオリビアが「オサ～ムも帰るのねぇ、淋しいヨォ～！」とハグしに来ます。「まだ帰れヘンでぇ、ワタクシ、１８日までいるの！」といったら、なぁんだ…、と言って別の人の所にいきました。あらあらあら…。 　泣きの涙の真っ最中ですが、これ以上引き留めるわけにも行きません。時間は非情に経っていくのです。ワタクシ、心を鬼（？）にして、「さぁ、もう時間だから搭乗口へ移動しましょう」と。これって、なかなか言いにくいですねぇ、この引き裂くような言葉。泣きの涙で出ようとするとき、大あわてで入ってきたミック先生、おや、そう言えば、マーティンとかヒルとか来てるのにミックはいなかったなぁ。そうです、彼は遅刻してきたのです。どうよぉ、先生…。でも早朝からありがとうねぇ。ミックも揃い、みんなで手を振り出発ゲートへ。涙涙、またまた涙…。「やっぱり泣いてもイイん？」とまた○×君。そやから、もう泣いてるヤン、君！　でもホンマ良い子やねぇ、君は…。 　暖かく親切なホストファミリーに見送られ、日本に向かって帰っていく１６名。そして引率の方々、助役さん。ホントに素晴らしい海外研修でした。ＤＳ校やＮＴ州教育庁のおかげでこんなに有意義な研修を無事に終了することができました。子どもたちは確実に変わっています。有意義な体験を元に一回りも二回りにも大きくなった君たち、これからもこの体験を活かし、人間性を磨き、自ら考え行動できる人になってください。私たちは、いわば、車のセルモーターです。つまり、エンジンがかかるきっかけを提供させて頂いたのです。エンジンがかかり、そのエンジンの回転を自らコントロールしながら、素晴らしいスピードと力強い駆動で社会を歩んでいって欲しいものです。そう思いながらまだ明けやらぬダーウィンの空に飛んでいったジェットを見つめるワタクシでした。 　と、見送る立場は初めてなので、これまた不思議な気分です。日本に帰るみんなを見送る…。今年は１班＆２班に分けてきているので、オーバーラップする３日間があるだけで、その間ず～とAUステイのワタクシ、何だかヘンやなぁ。日本人を見送る日本人、そしてAUの人達と一緒に「帰っちゃたんだねぇ…、寂しいねぇ」と良いながら空港を後にする日本人、チョッピリ気分は外国人のワタクシでした！？ 　見送った私は、まだまだお仕事です。さぁ、これからまた準備をして、第２班のパーマストン校へ行かなければなりません。では、パーマストンへ行ってきま～す！　ああ、忙しや、忙しや！ ■金屋?清水の生徒たち…パーマストン校での授業etc 涙のお別れの後は、もう一方のパーマストン校での、３日目です。全体的な面で表現させてもらう