小学校5年生社会科学习指导案例.DOC

小学校５年生社会科学習指導案（例） １　小単元名　　自然災害を防ぐ ～千葉県の災害復興を支える建設業～ ２　小単元観 　我が国のでは地震や津波、風水害、土砂災害、雪害等の様々な自然災害が起こりやすく、その被害を防止するため国や地方公共団体などが様々な対策や事業を進めている。そのような対策や事業を支えるために、建設業や通信業などに関わる様々な民間企業や団体、地元消防団や地区の役員、さらには、ボランティア団体などの力が動員されている。つまり、災害を防ぐために官民一体となった取り組みがなされているのである。 　学習を進めるにあたっては、これまで起きた自然災害の現状や復興の様子の把握を通して、自然災害による被害を防ぐためにどうすればよいのかという課題意識を持たせることが重要である。国や地方公共団体がどのような防災対策を進めているのか、どのような防災設備が整えられているのか、地区ではどのような取り組みをしているのか、そして、災害現場の最前線で活躍する人たち（警察?消防?自衛隊?建設企業等）はどのような活動をしているのかについて、写真や新聞、映像等の資料を用いて調べさせていく。 　また、自分たちの地区の現状をふまえ、災害に備えてどのようなことができるのかについて考えさせることにより、防災意識の向上を図っていきたい。 ３　目　標 ○我が国における自然災害やその防止の取り組みの様子に関心をもち意欲的に調べ、我が国の国土では自然災害が起こりやすく、国や都道府県などが様々な対策を進めていることや、国民一人一人が協力したり防災意識を高めたりすることが大切であることを理解し、防災のための自分たちの取り組みについて考えようとする。 ○我が国における自然災害やその防止の取り組みの様子から学習課題を見いだし、地図や各種の資料を活用して必要な情報を集め、読み取ったことを文章や作品にまとめるとともに、自然災害の防止と国民生活や自分自身とのかかわりについて思考?判断したことを適切に表現する。 ４　評価規準 （社会的事象への関心?意欲?態度） 　我が国の自然災害やその防止の取り組みの様子に関心をもち、意欲的に調べるとともに、自然災害の防止のために国民一人一人や自分自身が協力できることを考え、取り組もうとしている。 （社会的な思考?判断?表現） 　我が国の自然災害やその防止の取り組みの様子について学習問題や予想、学習計画を考え表現するとともに、自然災害の防止を国民生活や自分自身と関連づけて思考?判断し、国、地方公共団体、民間団体などの取り組みや、国民一人一人の協力、防災意識の向上などが重要であることを表現している。 （観察?資料活用の技能） 　我が国の自然災害やその防止の取り組みの様子について、各種資料を活用したり調査したりして必要な情報を集め、我が国は自然災害が起こりやすいことや、その被害を防止するために国や地方公共団体、民間団体などが様々な対策や事業を進めていることを読み取って話し合ったり、まとめたりしている。 （社会的事象についての知識?理解） 　我が国は自然災害が起こりやすく、国や地方公共団体、民間団体などが被害を防止するための対策や事業を進めていること、国民一人一人の協力や防災意識の向上が必要であることを理解している。 ５　指導計画　（総時数６時間） ○おもな学習活動と内容 ☆評価の規準 つかむ 自然災害の多い日本（１時間） ○我が国で近年起こった自然災害を調べて地図や年表にまとめ、発表し合う。 ?毎年のように大きな自然災害が発生している。 ?自然災害には、様々な種類がある。 ?発生場所は、全国に広く分布している。 ○自然災害の多さから、その被害の防止について関心を高め、調べることを話し合って学習問題を立てる。 ☆観察?資料活用の技能 我が国の自然災害について資料から読み取ったことを、白地図や年表に整理している。 ☆思考?判断?表現 自然災害の多さから、被害を防止する取り組みがあることを予想し、学習問題を立てている。 調べる 災害を防ぐために（１時間） ○自然災害の被害を防ぐための国や都道府県、市町村の対策や事業を調べ、わかったことを発表する。 ?砂防ダムや放水路、避難やぐらなどの防災施設の整備 ?注意報や警報、避難勧告や緊急地震速報など、情報の発信やそのためのシステムの整備 ?防災マップの作成、普及や避難訓練の実施 ?住民への防災意識向上の呼びかけ ☆知識?理解 国や地方公共団体が様々な対策や事業を行っていること、国民一人一人の協力や防災意識の向上が大切であることを理解している。 地域のみんなで災害を防ぐ（２時間） ○宮崎県日之影町の災害や濱口梧陵の資料を読み取り、気づいたことや考えたことをもとに話し合う。 ?自然災害の被害を防止す