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吹田21世紀ビジョン 平成15年（2003年）１１月 吹田市 策定にあたって 地方分権一括法の施行により、地方分権は制度改革の時代から実践の段階へと移行し てまいりましたが、地方分権を真に実りあるものにしていくには、市民の意思を反映したまち づくり、すなわち、地域のことは地域で考え、地域で解決するという「自立した地域社会」の 実現が重要であリます。 本市におきましては、本格化する分権社会を迎え、「新しい時代の新しい地方自治の創 実現していくには、市民の英知を活かし、市民と行政がパートナーシップのもと、協働してま ちづくりを進めていく必要があると考えております。 このような視点に立ち、高齢社会の進行や情報技術の発展、国際化の進展などにより地 域社会を取り巻く諸情勢が一層複雑・多様化することが予想される２１世紀にあって、市民 自らが地域社会の主役であることを実感できる新しい市民参画の試みとして、市民１００人委 員会や策定委員会を創設し、本市の２１世紀のまちづくりについて、市民と行政が共有でき る「大きな目標」「さわやかな夢」について検討を重ねていただきました。 本ビジョンは、こうした市民１００人委員会や策定委員会における市民との協働の過程を 大切にし、とりまとめました。 今後とも、市民・事業者と行政が自らの役割分担と責任を意識し、共に考え、創っていくと いう協働の理念のもと、市民本位のまちづくりを目指してまいりますので、市民の皆様をはじ め関係各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 目次 はじめに 1 第１章 ビジョンの位置付けとテーマの範囲 １―１ ビジョンの位置付け 2 １―２ テーマの範囲 3 第２章 ２１世紀にふさわしいまち（総論） ２―１ 新たなる世紀に向けて 4 ２―２ ２１世紀における吹田の可能性 4 ２―３ まちづくりの基本的な考え方 5 ２―４ ２１世紀へのメッセージ 6 すべての人が、いきいき、たのしく 第３章 個別ビジョン ３―１ 市民自治ビジョン 8 みんなが参画する市民主体のまち ３―２ 人権ビジョン 11 すべての市民が生き生きと自分らしく暮らせるまち ３―３ 環境ビジョン 14 人と人、人と自然が共生するまち ３―４ 文化ビジョン 17 多様な文化が交わる躍動感あふれるまち ３―５ 福祉ビジョン